へぇ~、面白いですね。

地平線より下が見えないので、地震には使えないけど。



火山の中見えた 透過するミュー粒子 東大で撮影成功
2008年7月29日 東京新聞

 火山の中身を「エックス線写真」のように透かし見られれば、噴火の予知がとても簡単になるはずだ。東京大学地震研究所の田中宏幸特任助教らは、エックス線の代わりに大気中で発生するミュー粒子を使って、火山内部を見ることに成功した。マグマの上昇をリアルタイムで監視するための新しい装置もテスト中という。

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 ミュー粒子で火山を見る方法は永嶺謙忠・東京大名誉教授が十数年前に発案。田中さんも研究に加わっていたが、検出装置は十トン以上あって大電力が必要なため自由に観測できなかった。写真乾板も手作業の読み取りが難しく使えなかった。

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 「刻々と飛び込んでくるミュー粒子を見られたら」。田中さんは、粒子が当たると光を出すプラスチックを使い、リアルタイムで観測できる検出装置を開発した。

 装置は一メートル四方のプラスチックの板が前後に二枚並ぶ。双方で検出したミュー粒子の位置から飛来方向が分かる。軽トラックで運べて蛍光灯二本程度の電力で十分。「今後、太陽電池で動くようにしたい」という。

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 研究者の間でも期待は大きい。名古屋大地震火山・防災研究センターの山岡耕春教授は「地平線より下が見えないなどの制約はあるが、火山の内部を直接見る画期的な方法だ。何が見えるかまだ分からないが、いろいろなことが分かってくるだろう」と話す。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/technology/science/CK2008072902000176.html




Wikipediaより

ミュー粒子(ミューオン(muon)、μ粒子)とは、素粒子のうちのレプトンの一つであり、素粒子の標準模型では第2世代の荷電レプトンとして位置づけられる。ミュオンと表記することもある。


ミューオンは、電気素量に等しい正または負の電荷と1/2のスピンを持つ。静止したミューオンの質量は105.6 MeV/C2(電子の約206.7倍の重さ)、平均寿命は2.2×10-6秒で、負ミューオン(μ-)は電子、μニュートリノ、反電子ニュートリノに、その反粒子である正ミューオン(μ+)は陽電子、反μニュートリノ、電子ニュートリノに壊変する。この壊変過程は不安定核のベータ崩壊と同じく弱い相互作用によるものであり、壊変で放出される電子/陽電子はパリティの非保存によりもとのミューオンが持っていたスピンの向きに対して空間的に非対称な分布を持って放出される。同じレプトンとしてはこれよりさらに重いタウ粒子(tauon, τ)があり、電子と合わせてレプトンの三世代構造として知られている。



素粒子に関するやさしい?解説

キッズサイエンティスト【素粒子の世界(クォーク、レプトン) 】

http://www.kek.jp/kids/class/particle/index.html