「ガストフロント(gust front)」という言葉は初めて聞きました。

テントが飛ばされて10人が死傷した事故の原因かもしれないそうです。



突風 ガストフロント発生の可能性…福井の10人死傷事故
7月28日11時34分配信 毎日新聞

 福井県敦賀市のイベント会場で27日、大型テントが突風に飛ばされ10人が死傷した事故は、積乱雲の発達に伴って生ずる「ガストフロント」と呼ばれる現象が原因だった可能性が高いことが福井地方気象台の現地調査で分かった。一方、福井県警敦賀署は28日朝から実況見分を始め、テントの設置方法に問題がなかったかなどを調べている。

 「ガストフロント」は、積乱雲から噴出した冷たい下降気流が地表付近で水平に広がり暖かい空気と衝突して前線を作り、突風を引き起こす現象。気象台は27日、調査官4人を現地に派遣して調査し、風向きがほぼ一定であることや、気温の急降下と気圧の急上昇が観測されたことなどから判断した。

 一方で、積乱雲からの激しい下降気流が直接地面に吹きつけ、さらに強い突風となる「ダウンバースト」の可能性もあるという。

竜巻の可能性はないとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000006-maip-soci



「冷たい下降気流」が出来る原因は、

1.雨が落下するときに空気が引っ張られる(ベルヌーイの定理かな?)

2.気化熱(蒸発熱)で空気の温度が下がると、比重が大きくなる

のようです。




積乱雲が成熟期を迎えると、雲の中では雨滴の落下とともに周辺の空気も引きずられる形で降下する。その空気が、雲底より下に来ると、そこでは相対湿度が100%ではないため、雨滴の水の一部が蒸発し、そのとき周辺の空気から蒸発熱を奪うため、空気の温度が下がりながら下降する。このため、成熟期及び衰退期の積乱雲の下では低温の下降気流が発生する。発生した冷たい下降気流は、地表面にぶつかり放射状に流れ出す(これを冷気外出流と呼ぶ)。その先端がもとからあった周囲の空気と衝突する線をガストフロントという。

http://kobam.hp.infoseek.co.jp/meteor/gustfront.html