興味深いニュースなのですが、よく理解できません。
AFPの記事がよくないのもあると思うのですが、元論文(英語)には専門用語が出てきてやっぱりよくわかりません。
(AFPの記事の「数百万年前」というのは間違いじゃないのかな?・・・と思ったので、ブログ記事のタイトルは「ずっと昔」にしてみました。)


一応、下に理解した内容を書きました。

間違いがあればご指摘いただければ幸いです。


これまでの定説というのは、たぶん、恐竜の化石が多数発見されている年代に恐竜の多様化が起こっていたというものでしょう。
「Cretaceous Terrestrial Revolution(CRT、白亜紀の陸生革命)」と呼ばれている、今から約8000万-1億2500万年前がその時代で、植物、昆虫、現在の爬虫類、哺乳類など他の生物種の生物の多様化も爆発的に起こり、鳥類が誕生したのもその時代だと考えられているそうです。
(CRT、なぜか元論文中ではKRTと略されているようです。)
その後、今から6500万年ぐらい前に恐竜が絶滅しています。

今回のニュースになっている「Proceedings of The Royal Society B(英国王立協会紀要)」に載った研究成果は、CRT(白亜紀の陸生革命)の時代には恐竜の多様化はすでに終わっていた、というもの。
恐竜の多様化が起こったのは、ずっと昔の2億-2億2500億年前の三畳紀後期、そして、約1億6000万-1億7000万年前のジュラ紀中期だそうです。
そして、これまでの定説は恐竜の化石が多数発見されていることによる「サンプル・バイアス」だろうと指摘しています。
(というわけで、恐竜の多様化は「絶滅の数百万年前」というAFPの記事はちょっとおかしいと思います。)

研究は、他の研究者によって作られた小さな系統樹を基に、これまでに知られている種の70%にあたる450種以上恐竜の「Supertree(超系統樹)」を「Matrix Representation with Parsimony(MRP、行列表現による倹約法?)」によって作成し、それを分析するという方法で行われたようです。


元論文
"Dinosaurs and the Cretaceous Terrestrial Revolution", Graeme T. Lloyd, Katie E. Davis, Davide Pisani, James E. Tarver, Marcello Ruta, Manabu Sakamoto, David W.E. Hone, Rachel Jennings, Michael J. Benton, Proc. Royal Soc. B, Published online Tuesday, July 22, 2008
DOI: 10.1098/rspb.2008.0715
http://journals.royalsociety.org/content/7k63203q852h4006/fulltext.html