あらら、少し前の「科学技術に関心過去最多」というニュース は幻かと思ってしまいますね。



<理科学習>「大切」と考える中3、国際比較で最低水準
6月5日23時3分配信 毎日新聞

 「理科の勉強は大切で、将来に役立てたい」と考える中学3年生の割合を07年、経済協力開発機構(OECD)が実施した15歳対象の国際学習到達度(PISA)調査に当てはめたところ57カ国・地域中54位の水準であることが国立教育政策研究所の調査で分かった。「科学は身近で有用」と思う中3の割合も52位と国際水準に達していなかった。「科学を学ぶのが楽しい」と答えた割合は36位と国際水準並みで、中学の授業で理科の大切さや有用性を伝えきれていない実情が浮かんだ。

 07年の国際調査で日本の高1の理科学習の意欲や関心度が国際的に最低レベルと判明したことから、中3の状況を探るため調査した。08年1~2月、全国の中3約3000人に、高1と同じ質問をした。

 同研究所は「科学を学ぶ意義を実感できる授業に変え、科学関連の職業への関心を高める情報をもっと与える必要がある」と分析している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080605-00000148-mai-soci




でも、ちょっと待ってください。



国立教育政策研究所

「PISA調査のアンケート項目による中3調査 集計結果(速報)について」によると・・・


中学3年生は高校1年生よりも、多くの質問項目で良好な意識を示し、必ずしもPISA調査結果のすべてが中学校までの理科教育に起因するものでないことが明らかとなりました。

http://www.nier.go.jp/pisa2007_press/pisa2007_press.htm


・・・と書かれていますし、実際のデータもそのような結果になっているようです。



たしかに、


質問によっては、中学3年生においても、OECD平均(OECD加盟国の15歳段階生徒の平均値)と比べて、良好とは言えない意識を示す内容が数多く見られました。その特徴から、中学校段階の理科教育に次のような課題が示唆されました。

・ 科学に関する自信,自己効力感を高める必要があること

・ 理科や科学を学ぶ価値や意義を実感させる必要があること

・ 科学に関連する職業意識を養う取り組みが必要なこと

・ 対話しながらの思考や、応用に関する学習を重視する必要があること


とのことですが、新聞社は、都合のいいように(悪いように)解釈しすぎではないのでしょうか?

もうちょっと良い面にも目を向けましょうよ。