ヒト1人のゲノムの解読に従来の方法の100分1のコストしかかからない方法がアメリカの研究者によって開発されたようです。
100分の1のコストといっても、約100万$=約1億円かかるのですが。



この記事に「この「次世代の技術」とは、従来行われてきたようなバクテリアのサンプルのクローニングではなく、「ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction、PCR)」と呼ばれる手法を用いてDNAを直接増幅する。」と書かれているのですが、PCR法は「次世代の技術」ではないのでは?
PCRによって、犯罪などの際にDNA鑑定が容易に行えるようになったんだし、1993年にはキャリー・マリス(Kary Banks Mullis)がノーベル化学賞を受賞しています。

DNAの増幅ではなくてDNAの配列決定法が新しいのでは?



論文はこちらです。
"The complete genome of an individual by massively parallel DNA sequencing," David A. Wheeler, Maithreyan Srinivasan, Michael Egholm, Yufeng Shen, Lei Chen, Amy McGuire, Wen He, Yi-Ju Chen, Vinod Makhijani, G. Thomas Roth, Xavier Gomes, Karrie Tartaro, Faheem Niazi, Cynthia L. Turcotte, Gerard P. Irzyk, James R. Lupski, Craig Chinault, Xing-zhi Song, Yue Liu, Ye Yuan, Lynne Nazareth, Xiang Qin, Donna M. Muzny, Marcel Margulies, George M. Weinstock, Richard A. Gibbs, Jonathan M. Rothberg, Nature, 452, 872-876 (17 April 2008)
http://www.nature.com/nature/journal/v452/n7189/full/nature06884.html


Abstractしか読めないし、仮に本文を読めても理解できないとは思うのですが、「massively parallel DNA sequencing」(大量並行塩基配列決定法)とかいうやつを使い、わずか2ヶ月で、従来の「capillary electrophoresis method」(キャピラリー電気泳動法)の100分の1のコストで完了したとか書かれています。

どなたか、本文を読める方、「massively parallel DNA sequencing」(大量並行塩基配列決定法)の解説をお願いします。



Highlightsを見たら、最新の「454」高速塩基配列決定装置と書かれていました。

http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?i=65779


454って、これ?

http://roche-biochem.jp/catalog/index.php/category_33571.html


米454ライフサイエンシス社(454 Life Sciences)とスイスのロシュ・アプライド・サイエンス社(Roche Applied Science)が2007年初めに共同で商品化したDNA 塩基配列決定FLXシステムだ。このシステムはレーザの代わりに高感度CCD検出器を使用して、解析中のDNA試料から放出される化学ルミネセンスを取得する。2007年3月、ロシュ社は454ライフサイエンシス社の買収を発表し、続いて5月には、ノーベル賞を受賞したジェームス・ワトソン氏のゲノムの塩基配列がGS FLXによって100万ドル以下のコストで完全に決定されたと発表した。これはDNA塩基配列決定における最低コストの記録になった。
http://www.lfw-japan.jp/current_200803_01.html


ん?

去年の5月って書いてあるじゃん?

特許申請したから論文を投稿しているからかなぁ?