こんなの化学をやっていれば常識。

なにをいまさら?



ライン引きに使う消石灰 「失明の危険」に注意喚起
2007/12/ 7
運動場のライン引きなどでよく使われている消石灰(水酸化カルシウム)だが、子どもの目に入る事故が相次いでいることが日本眼科医会の調査で分かった。これを受けて、文部科学省も、より安全性の高い炭酸カルシウムに切り替えるように求める通知を出した。ただ、ライン引き以外にも、消石灰は農業でも幅広く使われており、これまで以上に注意が必要になりそうだ。

http://www.j-cast.com/2007/12/07014299.html



消石灰も危険なので、運動場の白線はほとんど炭酸カルシウムになってると思っていたのですが。




ちなみに・・・

無機化学の基本を書いておきます。


消石灰:水酸化カルシウム Ca(OH)2

生石灰:酸化カルシウム CaO

炭酸カルシウム CaCO3



・消石灰の水溶液が石灰水

二酸化炭素の検出につかうやつ。

Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O



・炭酸カルシウムは水に溶けにくいが(石灰水が二酸化炭素で白濁するのはこれが原因)、さらに二酸化炭素を通じると溶ける。

CaCO3 + H2O + CO2 → Ca(HCO3)2

鍾乳洞ができる原理。



・炭酸カルシウムは貝殻、卵の殻などの主成分

石灰石、石灰岩、大理石の主成分でもあり、塩酸などを加えると二酸化炭素を発生。

CaCO3 + 2HCl → CaCl + H2O + CO2


・炭酸カルシウムを加熱すると生石灰になる。

CaCO3 → CaO + CO2



・生石灰は吸湿性がある

・生石灰は濡れると発熱して、消石灰になる

CaO + H2O → Ca(OH)2

おかきなどの乾燥剤に使われている。

また、駅弁の加熱や日本酒の燗に使われている。

昔、生石灰が使われていた学校で、雨で濡れて発熱して、倉庫が火事になったということがあったはず。