飯森康広著『群馬戦国の城と紛争』読みどころ 4 | 御屋敷さんの時代探訪

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群馬の歴史に関する日記です。

第2章-2 高田城

この城ほどわかりにくい城はない。

まず現地がブッシュだらけで見切れない。

その現状でここまで縄張り図を描いた努力は

賞賛されるべき。

大体、高田氏の本拠でありながら

現代にそれを意識させる状況にない。

歴史的な町並みも残るが

近世の街村のようでもあり

城下町と思わせる状況にない。

でも高田氏が一時期本拠としていたのは

事実であろう。

このアンバランスさ、気持ち悪さを

本書は絶妙にすくい上げている。

だれも改修を兵站基地と結び付けてこなかった。大胆な解釈である。

これに対する賛否はどうなるのだろうか。