あずみ | 歴史愛~歴史を学び、実生活を豊かにする~

歴史愛~歴史を学び、実生活を豊かにする~

「温故知新」とは言いますが、世の中を見渡すと表面的な教訓ばかりでイマイチ実生活に活かすことのできない解説ばかりです。歴史的な出来事を、具体的な行動に置き換えて実生活をより豊かにし、願望を実現する手助けになるように翻訳していきます。


※こちらの記事は、平成19年2月2日に書かれたものです。

1998年ごろからビッグコミックか何かで連載が始まった、小山ゆう氏作の人気漫画。
確か2001年ごろには映画化された。
というのは漫画、映画双方とも大ヒットしたので、多くの方が知っていると思う。




ストーリーを簡単に言えば、徳川(とくがわ)政権初期、戦国(せんごく)時代の余韻で再び戦乱を起こす者たちを暗殺するために集められた子供たちの中に「あずみ」という主人公がいて、彼女の喜怒哀楽を描いているわけです。


徳川家康に興味のある方は、下記リンクをタップしてください:
小牧長久手の戦いに学ぶ―勝ちすぎてはいけない

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僕は高校生の頃この漫画に出会って衝撃を受けました。『がんばれ元気』『おれは直角』『お~い竜馬(りょうま)』でもその威力を発揮していた小山ゆうの十八番「登場人物いじめ」の究極。

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主人公あずみは作者小山氏の手によって、最初から一貫していじめられまくる。
自らの手で仲間を殺し、別の仲間が死に、育ての親が死に、親友が死に、恋人が死に・・・。

最初の方はいいのだが、近頃は「いい加減いじめすぎだろう」と思わないことはない(笑

そして『あずみ』を語る上でぜひ言及しておきたいのが映画版の話。
邦画が近頃人気を盛り返してきているが、その理由のひとつとして僕が声高にいいたいのが「若手俳優の積極的な採用」というのがある。
90年代にどん底まで落ち込んだ邦画人気だが、その人気回復とほぼ同時に若手俳優の抜擢が顕著になってきている気がするのだ。
しかも、近頃の若手俳優は「顔がいい」「スタイルがいい」という外側の魅力だけでなく、これまで劇団出身(所属)の演技派俳優の十八番だった「アツい演技」という魅力も身に着けている方が多い。
そして、若手俳優は若いのでおそらく出演料が安いのだ。
つまり、演技派の若手を多く採用することで、低予算でいい映画が作れるようになったのではないか。

この『あずみ』の映画版は、彼ら若手俳優躍進の一助になった映画ではないか、と僕は踏んでいるのである。

出演陣を見てみると、主演上戸彩もそうだが、小栗旬、成宮寛貴、小橋賢児、金子貴俊、瑛太など今では第一線の人気演技派若手俳優のオンパレードだ(当時から売れていた方もいるが)。

そういう意味で、映画版の『あずみ』は邦画界の人気回復に多大なる貢献をした映画だと僕は思っているw


永山瑛太氏の活躍した作品:
『西郷どん』第46~47回―不覚にも感動しました

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