※こちらの記事は、平成20年10月9日に書かれたものです。
こんばんは。
今回は吉川英治氏の大作『三国志(さんごくし)』の(五)~(八)について
前半についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
吉川英治『三国志』(一)~(四)
(一)~(四)も充分すぎるほど面白かったのですが、やはり『三国志』の話のクライマックスはこの(五)以降でしょうか。
(八)になるとエピローグ的な感じになってしまう気がしますが、(五)~(七)の盛り上がりはすごいです。
(五)では三国志ファンの方はたぶんみんな好きだと思う「赤壁(せきへき)の戦い」。
(六)でやっと蜀(しょく)が成立し(「三国志」とは言いつつも「魏(ぎ)・呉(ご)・蜀」の三国が鼎立(ていりつ)するのは結構あとの方なんですね)、魏では司馬仲達(しば ちゅうたつ)が頭角を現す。
三国志の頃の日本について:
佐伯有清『古代の東アジアと日本』
同関連記事:
松本清張『邪馬台国』
(七)は泣けます。本気で涙が出そうになりました(笑
関羽(かん う)が死に、張飛(ちょう ひ)が死に、曹操(そう そう)も死に、劉備(りゅう び)も死にます。
蜀で残されたのは孔明(こうめい)。
(八)では孔明の奮闘が描かれます。
自分が生きているうちに魏を倒さなければ蜀は危ない、と焦った孔明は泣いて馬謖(ば しょく)を斬りつつも、五回にわたる北伐(ほくばつ)を決行し、魏の軍師司馬懿(しば い)(仲達)との死闘を繰り広げます。
結局勝負はつかず、孔明は病死。
というわけで、読み始めたらかなりのめりこみますのでご注意を(笑
曹操も深く関わった『孫子』についての記事:
村山孚『孫子・呉子』
中国関連の記事:
横浜中華街
同関連記事:
中華/紅房子(2)
参考
川柳絵日記
makibunshirouの日記
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