10月某日
夏休み終盤に
「奥多摩むかし道」を
歩いてきました。
というのもこの夏?休みは
何かとバタバタしていた上に
天候にも恵まれず
夏休み中のお仕事(笑)もあり
山成分が不足していました。
もうだいぶ寒くなってきたし、
次に山に行けそうな晴天の日は
風が強い!という予報。
それならば、ピークを目指さない
トレッキングでも行ってこようと。
そこでふと思いついたのが、
昔読んだこちらの本
「孤独のグルメ」の原作者でもある
久住昌之さんの
「こんどは山かい!?」
という本に「奥多摩むかし道」のことが
書かれていたからなんです。
久住さんが晩秋、実際にこのコースを
歩いた様子が描かれており
いつか行ってみたいと思っていました。
そんな時、私のフィルムカメラの師匠
サチさんがご一緒いただける、
ということで、
Canon (サチさん) と Nikon (私) で
同じフィルム、同じスペックのレンズで
撮り比べましょう!
という話になりました。
以降、☆マークのついたものを除き
全編フィルム写真になります。
スタートは奥多摩湖畔
こちらがサチさんです。
※末尾にお知らせがありますので
最後までご覧ください※
この日使ったフィルムは
「宇宙の片隅」
という少し変わったパッケージのフィルム
(☆写真は製造元のYAMAさんのサイトから拝借)
高輝度では青がやや強めに出る感じ
湖面の乱反射も綺麗に出ます
ではここから奥多摩駅まで
レッツゴー!
程なくして何やら
いろんなオブジェが目に飛び込んできました。
彫刻?
飾り窓?
はっ!これは!
先ほど紹介した本にも
「すこし、蛭子能収さんに似た
赤ら顔の二宮金次郎像」
と紹介されています。
背負っているのはマキではなく丸太!
序盤はすこしずつ高度を上げていきますが
緩やかな登りなので
登山というよりハイキングといった感じ
目の前の大きな峰は御前山ですかね
標識があるので
道に迷うことはありません。
ちらほらと花も残っています。
シシウドかな
この写真だとわかりにくいですが
ここは実は昔の生活路
昔の人はここを通って
往来をしていたのですね
コンクリの橋につく苔を
木漏れ日がそっと照らしています
このような手すりもあり
安全に歩くことができます。
土の香り
鳥の囀り
森のざわめき
全ての要素が心地よい
この写真だとわかりにくいですが
中央やや上
すこし日が陰ったところが
なんかの動物の顔に見えてきて…
そうだ、ジュゴンだ!
って思ったんですよ、その時は。
でもこの写真を見ると
かわいいわんこさんにも見える(笑)
少しピントを外してしまいましたが
モミの枝を照らす木漏れ日が
神々しくて思わずパチリ
そして、ネコジャラシを照らす
優しい光もパチリ
そんな感じで歩くので
なかなか前に進みません(笑)
コウヤボウキでしょうかね
この季節にも花をつけていてくれることに感謝
途中のチェックポイント、浅間神社
道からそれて石段が続いています。
さっとお参りをしてきます。
なむー
住んでいらっしゃる方も多いです。
そして、二つの吊り橋を渡ります。
そんなお宅の庭から迫り出していたピラカンサ
まさに鈴なりでした
かなり昔からここに存在していたであろう
凸凹した道標の写真を撮っていると
若い人たちのグループと
すれ違いました。
山登りではなく、ハイキングとして
同じ道を楽しんでいると思うと
嬉しくなりますね。
ちょうど良いベンチを見つけたので
ここでもぐもぐタイム
程なくして別のハイカーさんが来ましたので
少しお話をして、入れ替わりで席を開けました。
他が少し濡れていたので。
そんな時間調整?のあと、
歩き出してすぐ、
近くで
モシャ…モシャ…モシャ…モシャ…
と音が聞こえてきました。
なんだろうと思ってよく見ると
ででん!
(慌てて撮ったので肝心なところピンボケ)
おわかりいただけたでおろうか!?
持っていた予備のデジカメでパチリ
まるでもののけ姫に出てくる
シシ神さまのように
どっしりと落ち着いて
お食事の最中でした。
時折こちらに目を向けますが
動じることもなく、
しばらくするとまた
モシャ…モシャ…モシャ…モシャ…
とお食事を続けていました。
カモシカさんとは
手を振ってお別れ。
その後、少し広めの道を歩きます。
自転車で来る人もちらほら
と言ってもコース上ではないので、
行ってまた戻ってくるという
二重の苦しみを味わうわけです。
高所恐怖症のワタシとしては(笑)
…なのですが、気が気ではないので
手ブレしてしまっています(笑)
所々に色々なお地蔵様などがあり
歩いていて退屈はしません。
あ?また何か見えてきた!
今度は何だろう?
そして説明書きの看板を読み…
へ〜
ほ〜
ふむふむ
となってまた歩き出す
この繰り返し
続いての吊橋も
絶景かな絶景かな
ふたつ目の吊橋は揺れるんだな
地震の揺れはあんまり怖くないけど
吊り橋の揺れは怖い!
続いての道標は
白鬚神社の登り口でした。
トントントンと石段を登ります。
見えてきたのは
苔むしてユーモラスなチャウチャウ犬の狛犬
へっへっへっ
って笑ってるように見えるでしょ?
でも反対側の狛犬さんは
チャウチャウちゃうんちゃう?
「黙れ小僧!」
とか言い出しそうな鋭い目つき
大きな木に守られたお社でした。
続いて見えてきたのは
小河内ダム建設のためだけに作られた
資材運搬用の鉄道
今は廃線となり
朽ちたその姿が哀愁を漂わせています
そして滝
スローシャッターで
シルキーな感じを出しましたが
三脚を持っていないので
この構図が精一杯
舗装された道路も苔むしていて
そこに落ち葉が積もっています
ローアングルでパシャリ
陽が傾き
木の影が
道に虎縞の影を結んでいます。
そしてまた廃線が見えてきました。
よく見ると路面は草が生い茂っています。
そしてしばらく歩くと
線路と交差するポイントに出ました。
スタンバイ・ミーよろしく
路面を歩いてみたい衝動に駆られましたが
線路側へは立ち入りが禁止されています。
そしてここで敢えなくフィルム終了
おしまい
✨✨✨
【おしらせ】
今更ではありますが
今回ご一緒させていただいたサチさん、
渋谷区幡ヶ谷で
「おんな展」というグループ展に
参加されています。
9人の女性が
それぞれの得意分野を活かした
アートを展示しています。
そして、私のブログを
フォローしていただいている
あすてかさん も同じく「おんな展」に参加されています。
サチさんは写真を
あすてか(ASUKA)さんは絵画を
展示中です。
こんどの日曜日(10/31)まで。
お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
私も2回足を運びました!
現地には来場者のポラロイド写真が貼られており
私の写真もしっかり貼ってありますよ😊
詳細は、主催のホリウチジョーさんの
こちらのブログをご確認ください。