去年に引き続き
中島みゆきリスペクトライブ 歌縁 2019
行ってきました。
去年の東京開催は武道館1箇所に
全てを詰め込んだ3時間強の
ノンストップライブでしたけど
今年は東京だけで
1/31 中野サンプラザ
3/15 Bunkamura オーチャードホール
3/17 新宿文化センター
の3か所で公演、出演者の顔ぶれもそれぞれ。
ということで、
初日、カックラキン大放送の収録で知られる
中野サンプラザに行ってきました。
ちなみに都内以外だと
福島や長野(上田)、福岡
などの地方開催もあります。
今回、当初ブログには書かないつもりで
会場やその周辺の写真もほとんど撮ってません。
セトリもメモに残さなかったのですが
偶然ネットでセトリを見つけたので
記事にしました。
◇
1月31日 曇り時々雨
赤坂では
夜会 Vol.20 「リトル・トーキョー」
が上演されているこの日
平日ですがちょっとフライング(し〜っ)
して中野に駆けつけた時には
ちょうど雨が降り始めたところでした。
開場まで若干時間があるので
中野ブロードウェイの中を散策。
中野は仕事も含めて何度か来たことありましたが
ブロードウェイってのは初めて来ました。
中古ショップにニコンの大三元レンズ
24-70/f2.8 が破格の値段で並んでいたので
思わず手が出そうになりましたが、
「前玉 後玉に擦り傷あり」
と書かれてたのでやめました。
やはり値は値なんですね。
てなことをしているうちに開場
早々に席について開演を待ちます。
ビ〜〜〜〜…
開演のブザーの後流れてきたのは
中島みゆきオールナイトニッポンつきいち
でなぜか天気予報だけを担当していた
上柳昌彦さんのナレーション。
その昔は、月曜深夜の
中島みゆきのオールナイトニッポン(現役時代)の
後に続く第2部をご担当されていました。
当時は同じスタジオを使っていたので
みゆきさんのお尻の温もりが残る椅子に座って…
というおやじトークで
ある意味場を和ませていました(笑)
トップバッターは
<藤澤ノリマサ>
空と君との間には
歌縁史上初の男性アーティスト。
ポップオペラという独特のジャンルで
ご活躍されているそうで、
この時もポップ風の歌い方から
オペラ風の歌い方に変化しました。
みゆきさんもかなり幅広い声色を
巧みに使い分けますが
それに似た雰囲気を1曲の中で表現
してくれました。
しかし残念なことに、
音響かミキシングがイマイチで、
力強い声量がマスキング効果により
一部の音域が消されてしまっています。
この後続くアーティストのボイスと比べると
女性の声の周波数に合わせてる感じがしました。
世情
普段ならシャンソン歌手クミコさんの
持ち歌になりますが、この回だけは
クミコさんは不参加
(オーチャードも新宿もクミコさんは参加します)
だから歌えるんですね。
それにしてもこの曲、
もともとバックコーラスが男声なので
メインボーカルも力強い男声
って、フィットしますね。意外な発見。
新宿の回では藤沢ノリマサさんと、クミコさんが
共演します。
この曲をどちらが歌うのか!?
世情バトル
面白いことになりそうです。
ヘッドライト・テールライト
この世界、道半ばと語る
藤澤ノリマサさんご自身の応援歌
最後に歌います。
<新妻聖子>
前回の2018年に続き2回目参加。
May Be
夜会 1990 でも歌われた曲
いい曲ですよね。
新妻さん、その細い体のどこから
この声が出てるんだろう?
と、不思議になるほどの声量
かつ澄んだ綺麗な歌声。
マイクいらないんじゃないかな?
さすがミュージカルの世界で
鍛えられているだけのことはあります。
あり、か
昨年の武道館では
半崎美子さんが歌ったこの曲
もともとはみゆきさんが
甲斐バンドのために書き下ろした曲。
それをセフルカバーしてました。
ここでハプニング発生。
あれ?なんか探り探り歌ってるな…
と思っていたところ
Aメロの途中で演奏ストップ。
どうやら新妻さんが使ってたモニター用の
イアホンがトラブったようです。
「ごめんなさい!音が聴こえなくなっちゃって…
まさに、こんなこと『あり、か』って
感じですけど、ネタじゃないんです(^.^)」
と、冷静にその場を収めました。
こういうことに動じないのも
舞台での経験値の高さなんでしょうね。
その後のつなぎのトークも笑いを誘い
うまいこというな〜と思ったところでリトライ!
今度はあの力強い声が戻ってきて完唱!
やっぱりこの人いろんな意味ですごいや。
そして最後は
ひまわり “SUNWARD”
去年も歌ったこの曲。
ロミオとジュリエットのセリフと
フランス映画「ひまわり」を
ミックスしたような反戦と平和を歌うこの曲。
じ〜んときます。
歌ってる時の表情もいいんです。
前回は涙を流しながら歌ってました。
<LE VELVETS>
お次は音楽系大学を卒業した
身長180センチ以上のイケメン4人組
男声ボーカルグループで、
テノールやバリトンなど
それぞれの音域を歌い分けて
美しいコーラスを表現します。
が、先ほどと同様、
男声の声量にミキサーが合わせられなくて
せっかくの綺麗なハーモニーが音割れしまくり
とても残念。
大して広いホールではないので
むしろマイク使わずに歌った方が
綺麗だったんじゃないかな?
LE VELVETSの皆さんに非はありませんが
なんだかとっても残念でした。
旅人の歌
みゆきさんのコンサート 一会でも
うたわれたこの曲
男声ハーモニーで聴くと印象がガラッと
変わりますね。
勇壮で応援歌のような印象。
目をつぶって聴くと
大川興行みたいな学ランの応援団が
応援歌を素晴らしいハーモニーで
歌ってる感じ。
あ、巨人の星のオープニング曲みたいなイメージ。
なんかかっちょええ。
麦の唄
この曲もハーモニーが綺麗
とても綺麗
すごく綺麗
LE VELVETSさんの選曲と歌唱力に
どれもマッチしています。
銀の龍の背に乗って
先の2曲のアレンジが美しかったので
この曲のサビは、ああくるな!
と思ったら、やっぱりああきました。
メインボーカル「と」コーラス
ではなくて
メインボーカル「が」コーラス
全打順みんな4番バッターみたいなもんです。
圧巻。
<一青窈>
お腹に3人目を抱えての登場
例によって長いラフドレスと裸足です。
雨
1978年に小柳ルミ子さんに提供された曲。
40年前なんですね。
1975年にデビューしたみゆきさんにとっては
プロ3年目の26歳。
でこれだけの曲を書くって
どういう人生を送ってきたんだろう?
って感じ。
トラックにのせて
すいません、初めて聴きました(⌒-⌒; )
「流星」に近い情景が浮かびます。
狼になりたい
昨年は座長あたるちゃんが歌った曲。
一青窈さんはこういう
男性目線の曲が割とハマりますね。
お腹のお子さん、ものすごい胎教!
<浦井健治>
続いては、新妻さんと同じく
ミュージカルの世界で活躍する
アーティスト
仮面ライダークウガや
勇者ヨシヒコ、釣りバカ日誌にも出演した
俳優さんでもあります。
途中のトークが初々しく
会場のおばちゃんたちから
嬉しそうなクスクス笑い声?が響きます。
よく見ると会場にはケミカルライトを振る人、
ウチワを振る人がちらほら。
今までの歌縁では見たことない(⌒-⌒; )
みゆきさんのファンというよりも
こうした出演アーティストのファン
(追っかけ?)という人たちも多いんですね。
そりゃそうか(笑)
宙舟
「息継ぎが大変」
という理由でみゆきさん本人も
なかなかコンサートでは歌わない曲(笑)
TOKIOっぽく綺麗に歌います。
地上の星
この曲も男声にあいますよね。
カラオケで歌う男の人も多いと思います。
特に解説はいらないほど有名な代表曲
思えばこの辺りからみゆきさんが
広く一般に浸透していった気がします。
糸
これも解説は不要ですね。
この方はややキーが高めなのが良かったのか
音声系の不満(マスキングや音割れ)は
ありませんでした。
そして大トリの登場
<島津亜矢>
アザミ嬢のララバイ
みゆきさんのデビュー曲
この曲を飛行機の中で偶然聞いた研ナオコさんが
みゆきさんに曲作りを依頼して
研ナオコさんが大ヒット
ここからレジェンドが始まりました。
ファイト
多くの人にカバーされる曲
私が知る中では、
満島ひかりさんのアレンジが
神がかっていたと思います。
誕生
去年の歌縁でも歌った曲
歌詞、曲とともに
演歌との親和性が高いと思います。
この人の艶と張りのある歌声は
やっぱりすごいですね。
途中歌詞が…でしたけど。
去年の紅白、私見ませんでしたけど
この人が歌ったら
公式サイトがパンクしたとか。
最後、全員舞台に上がってのトークでも
自分で話しながら自分でアハハハハ
と笑うおばちゃん笑いが
会場のおばちゃんに感染して
一同大笑い(笑)
そして新妻さん
あたるちゃん不在の際は
はやくも座長らしい立ち振る舞い。
去年は新妻さんがご懐妊で、
今年は一青窈さんがご懐妊で
歌縁はおめでたに縁がありますね(^ ^)
と話したところ
男声アーティスト陣は
「私たちはご懐妊できませんけど」
と笑いを取り、浦井健治さん(だったかな?)
はさらに
「私もご懐妊できないので
会場の皆さんにご懐妊していただいて」
と畳み掛けて
一同どよめいていました(笑)
この人のファンの人たち
心の中でキャーキャー言ってたことでしょう(笑)
そして最後にみんなで一緒に
時代
を歌って終わりました。
おしまい