前回からの続きです。
☆
景信茶屋さんでの食事の後は、
小仏峠、高尾山方面に進みます。
相模湖がすぐ真下に見えて来ました。
相模湖方面に降りる道もあるようです。
近くにいたご婦人グループが
そんな話で盛り上がっていました。
サルノコシカケ発見
小仏峠あたりにある
チームたぬき with うさぎ
休息を取られたという記念碑
今上天皇陛下も
非常にあちこちご行幸されていますが、
現人神と呼ばれていた明示時代は
天皇陛下が山を登るってのは
さぞかし大騒ぎだったことでしょう。
こちらは粘菌系のきのこ
ここから小仏城山方面に進みます。
道の泥濘はさらにひどくなってきます。
途中、トレイルランの出で立ちで
カモシカのように駆け下りてきた女性が
すってーーん!と仰向けに
滑って転んでしまいました。
怪我はなかったようですが、
悔しそうな表情を浮かべていました。
そう言われてよく見れば、
私を追い抜いて行く人、
私が追い抜く人、
それぞれ盛大に
シリモチの跡をべったりとつけた人が
ちらほらと目に付きます。
これをシリモチマークと名付けました。
しばらく坂道を登っていると、
この泥んこに苦戦していた、
前を行くベテランさんが
「お先にどうぞ」と道を譲ってくれました
追い抜きがてら、
「この泥道、歩きにくいですね〜」
などと会話しました。
その方は丁寧な足運びで慎重に歩いていて
シリモチマークはつけていませんでした。
ちなみに、私は途中で写真撮ったりして
道草をくうもんだから
また別の場所で同じ人に
「お先にどうぞ」
と譲られながら
「あれっ?」って顔されたするわけです。
そして小仏城山に来ました。
ここはトイレが綺麗
お約束の、天狗の彫り物
まあ、泥んこで近づきがたし
ここのベンチで行動食を食べていたら
「あれっ?」
登山口から登って早々、
私が服を脱いでいる間に抜いていった方が
後から登って来ました。
向こうもこちらに気づいた様子。
こういう「あれっ?」もあるんです。
別に競争してるわけではないですが、
抜きつ抜かれつ、
いろんな分岐がありつつも
同じ道を辿ってきたんだな
っていう思いで、
どことなくシンパシーを感じてみたり。
さあ、これから高尾山です。
いわゆる奥高尾からのアプローチは
実は初めてだったりします。
続きます。