深い海の底まで 沈んでいくような
重たい慈悲に・・
涙ぐむ君を なおも虐めるような
同情と雨に・・
欲望に似た 権力も無い祈りが
君を塗り潰してくれたのなら・・・
美しい日の影に 膝を抱えて
嘘で微笑む 君の優しさが
燃えてしまえ 溶けてしまえと
・・その隣で 何時も祈った・・
君の為に育てた紫陽花も
君のせいで枯れてしまうのなら・・
いいよ 僕が全部 飲み込んでしまうから・・
祈り続けなさい。
降り止まぬ雨に疲れたとしても
家や電柱が 沈んだとしても・・
祈り続けなさい。。
誰かの怒りが 刃物を取ったとしても
その刃が自分に向けられても
祈り続けなさい。。。
いつもでも君が泣いていたとしても
君が僕を嫌ってしまっても
祈り続けなさい。。。。
そう君は言ったんだ・・・
君の為に咲いた紫陽花が
君の為に一生を終えたのなら
・・いいよ 僕の全部 君の為に
使い果たしてあげる・・・
この祈りが 枯れ果てるまで