イタリア、ローマ滞在のもう一つの大きな理由はボルゲーゼ美術館を訪れることでした。


美術館の予約の時間がお昼の12時からだったのでのんびりと準備をし、美術館へ中心駅から歩くこと十数分、庭や林の綺麗なボルゲーゼ公園に到着。

かなり大きな公園なのでお散歩するにはもってこいな所です。
公園入口から美術館までもちょっとした散歩コースみたいな距離で、すこし歩いてこじんまりとした建物が見えてくる感じでした。

建物自体は小さいんだけど、置いてある作品は....

カラヴァッジオの作品もあるし、ベルニーニの彫刻も多く収められています。

いざ美術館に入ってみると....かなりの列。
美術館自体が完全予約制になっているし、時間ぴったりに行ったから大丈夫だろうと思っていたらやっぱり30分ほど並びました。
やっぱり世界中から見に来る人たちがいるもんなーと、つくづくヨーロッパの歴史の深い美に驚いた。

2階建てになっている建物の上階は16~18世紀の絵画、ルネッサンスからマニエリスム、バロックが展示されています。
ラファエロの≪一角獣を抱く貴婦人≫やティツィアーノの≪聖愛と俗愛≫、カラヴァッジオの≪果物籠を持つ少年≫などがあります。

ルネサンスの美し過ぎる女性の絵にため息しか出ませんでした。

そんな感じで下の階へと降りて行くと、Joshがローマで会いたかった人、バロック彫刻の巨匠ベルニーニが!!


彼の彫刻たちは色こそ大理石の乳白色ですが、人間みたいです。
躍動感溢れる人間の動きの瞬間を彫刻にしたみたいな印象をうけます。

≪プロセルピナの略奪≫では冥界の神ハデスに連れ去られようとしているペルセポネが必死に逃れようとしているシーンが彫られています。
彼女の必死の表情や足掻いている動きもすごいのですが、さらにすごいのはペルセポネを抱えているハデスの指が彼女のお腹に食い込んでいる肉感。
本物の人間の体みたいでびっくりしました((((;゚Д゚))))


この美術館で一番みたかったベルニーニの彫刻、≪アポロンとダフネ≫でも生身の人間さながらの表情や肉感が表現されています。
この彫刻ではアポロンに捕まりそうになるダフネが月桂樹に変わる瞬間が彫られているんですが、変身するダフネの足元の月桂樹の葉の薄さに驚き。
光が当たると少し透けるんです。

こんなことが石を掘ることで表現出来るなんて...とひたすら驚くばかりでした。


美術館を出る頃には時刻は夕方3時過ぎ。
夕日のボルゲーゼ公園の端にあるピンチョの丘へ。
丘だらけのローマでは丘へ上がると近くにある広場やその周辺の街並みが見渡せます(笑)
なので、ピンチョの丘からはローマでもかなり大きい広場の夕方のポポロ広場が見渡せました

丘から見下ろす夕日に染まる街並みはかなりロマンチック。一人で旅をしているのが思わず悔やんだ瞬間でした(笑)

ポポロ広場まで降りていくと、スペイン階段のあるスペイン広場までショッピングの通りがあってZARA,Lush,H&M,Dieselなど日本でも馴染みのあるお店がありました。


スペイン広場に着く頃には既に日は暮れていて、ライトアップされた噴水やスペイン階段が...
ローマの夜の街並みはどこもオシャレでロマンチックで独り身、一人旅が本当に淋しくなった(´;ω;`)グスン



ホステルに帰ると前日の夜ホステルのラウンドりーで会った日本人のお姉さん2人がローマ滞在最終日ってことで晩ご飯をご一緒させてもらったり、その後なんとなく話しして知り合った世界中を旅してるおじさんM氏や、大阪からEU旅行してる3人も加わってローマにいるのに日本人達でお酒飲んでわいわいしましたとさ。


旅の出会いは本当に楽しい

Joshのヨーロッパ美術漬け旅行!!
Joshのヨーロッパ美術漬け旅行!!
Joshのヨーロッパ美術漬け旅行!!
この日はヴァチカンへ!!
大学でアート・ヒストリーの講義を受けてからずーっと来たかった場所です。

ヴァチカンについてすぐに、目に入るのは守護聖人に囲まれた広場とサン・ピエトロ寺院。
目当てのバチカン博物館の方へと歩くこと数分、博物館の入口から何箇所か離れている角からすでに人の列....

大きい美術館だったとしても人もすぐはけるだろうとたかをくくっていたら、TDLのアトラクション待ちよりもはるかに長い列が...

世界中から人が集まる場所....侮れず
事前に予約してたはずなのに、僕も入るのに20分ほど待ちました。

博物館に入ると古代エジプトからスタートして、古代ギリシャ・ローマ→中世→ルネッサンス→ヴァチカン・コレクションの流れで並んでます。

さすがに巨大すぎる博物館なので興味のあるところ以外は飛ばして見ました。
古代ギリシャ・ローマのセクションは主に彫刻。
ギリシャの神々に似た姿として作られた人間の身体美が追求された時代。
股間にイチジクの葉っぱをつけた筋肉隆々のお兄さんたちがいっぱい並んでました(笑)

そのへんもやや走りながら見、たどり着いた先にはお目当ての≪アテネの学堂≫のあるラファエロの間。
ずっと会いたかった、生で観るラファエロの絵。
どれだけお目にかかりたかったことやら...

ピタゴラスなど古代ギリシャの学問の偉人オールスターが学問のヒエラルキー順に並ぶ壁画。
頂点に立つのは哲人プラトンとその弟子アリストテレス。
プラトンのモデルはレオナルド・ダ・ヴィンチ、アリストテレスのモデルはミケランジェロと言われていて、絵の隅にはラファエロ自身も描かれている、ルネサンスの巨匠3人が登場する絵でもあります。




この間がルネサンスの絵がある最後あたり、そこからはヴァチカンが所有する絵画のギャラリー、ヴァチカン・コレクション。
大体、普通の観光客はここを素通りしますが、いい絵やピカソ、マティス、ダリ、シャガールなど著名な画家の絵が沢山あります。
じょしゅは正直、ギリシャやエジプトのセクションよりこっちの方が見てて楽しかったです(笑)

そこを抜けるとついにシスティーナ礼拝堂!!
ルネサンス画家による壁画の集大成の場所です。脇にある壁画は帆立貝に乗ったヴィーナスで有名なボッティチェッリやペルジーノに描かれたもの。

天井と正面はザ・ルネサンスの人ミケランジェロの壁画。
天井画は天地創造やノアの洪水など旧約聖書のシーンの描かれたもの。
正面は世界の終わりにキリストが再び地上にやってきて天国に行くべき人と地獄に落ちる人々とを裁くシーン。
復活したキリストと彼を取り巻く弟子たちの神々しさもさることながら、魑魅魍魎に地の底へと引きずり下ろされる人たちの迫力も...
おどろおどろしいことこの上ないです。

ミケランジェロはゲイだったという説があるので男の人はもちろんマッチョ。
女の人の体までもが筋肉隆々でした。マンマ・ミーアのイタリアの肝っ玉母さんもびっくり。
最早、男の人の体におっぱいくっつけたんじゃないかと思うような女性が描かれています。


迫力に圧倒されながら居座ること数十分、さすがに食欲に負けてお昼を食べに出ましたとさ。

その後はミケランジェロ御年20歳の時に彫られたと言う≪ピエタ≫(十字架から下ろされた死んだキリストを嘆くマリア像)に圧倒されたり、クーポラに登ってローマの街を見渡し、夕焼けに染まるヴァチカンとテヴェレ川をサンタンジェロ城から眺めたり、パンテオンに行きラファエロのお墓参りをしたり.....という詰め込みプランでした。



ジェラートやボロネーゼ(ローマでですが)を食べたり美味しいものももちろん楽しみましたとさ。じょしゅのブログ
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ローマ初日目は前日の時差ボケが残っているままの活動。

昼前ぐらいに起きて、ダラダラと身支度。

日本を出る前にイタリア語の先生からいただいた、ありがたいお言葉「とりあえず歩け」
笑った時のエクボがステキなお友だちからいただいた魔法の言葉"Always, find something interesting!!"を胸に街を散策。

地図を見るものの全く方向がわからず5分間隔で街の人を捕まえて"Dove siamo?"(今、どこにいますか?)を連発。

なんとかホステルの近くにあったサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(ローマで4つの指に入る大聖堂)へたどりつく。

そこからコロッセオを目指して歩くこと10分、お昼ご飯の時間だったので近くのpizzeliaへ
(イタリアではピザ屋さんのことをpizzeliaといいます。レストランみたいなのと、ファーストフードみたいにその場で切り売りして、テイクアウトするお店もある)


イタリアで初めて食べたゴハンは生ハムとチーズのピッツァとキノコとチーズのピッツァでした。
チーズの濃い味と塩気の効いたハムの味が本当に美味しかった。

昼食後はコロッセオに向けてまた歩き出す、歩くこと数分、家の角からまるっこいのが見え隠れすると思ったら、念願のコロッセオ!!

「ローマの休日」や「ジョジョ5部」の舞台になったあのコロッセオですよ!!
大体2000年前からある建物、古代ローマの人々が訪れた場所に自分も立っているというのは不思議な間隔でした。

そこから夕日の射すフォロ・ロマーノを抜けてヴェネツィア広場へ。
秋深まる頃のイタリアは3時前後には西日が大分傾き、日本の冬の4時過ぎくらいの明るさになる。
西日のオレンジ色の光に染まる遺跡の中を歩くのはなんともノスタルジックな気分でした。


遺跡の端まで来るとヴェネツィア広場へと続く、カンピドーリオの丘(ミケランジェロが設計した広場があります)へ登ることが出来て、そこから夕日の当たるローマの街を見下ろせる。
歩いているとあまり実感が湧かないものの、いざ見下ろして見るとローマは大きかった。

その後は予定通り、ヴェネツィア広場を通って、トレビの泉に行き、コインのおまじないをやってホステルに帰りましたとさ。


帰りもやっぱり"Dove siamo?"の連発だったのは言うまでもない....


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