メッツの韋駄天男 | まだまだ続く独り言

まだまだ続く独り言

在米スポーツライターの雑記帳

引き続きフロリダ州ポートセントルーシーでメッツの松坂投手の取材を続けていますが、いよいよテニス取材に復帰するためアリゾナ方面に移動する日が近づいてきました。ここまで想像以上に充実した取材ができており、松坂投手には本当に感謝しています。

トーレス投手

ところで先日ツイッター上で「本日の一枚」としてこんな写真をアップさせてもらいました。

メッツのキャンプではユニフォームで通常練習を始める前に、まず短パン、Tシャツ姿でアップを行った後で、心肺機能向上のランニングメニューを行っています。他の選手がスパイクやアップシューズを使用している中、このメニューのためだけにサッカーのスパイクを履いている選手を発見し、面白くて紹介したものでした。その後ランニング練習を見学している内に、この選手がとんでもない選手だったことが判明したのです。

トーレス投手2

名前はカルロス・トーレス投手。31歳の右投げ投手です。ダッシュ走でもなかなかの走りを見せていたのですが、今日行われたインターバルのPPラン(右翼ポールと左翼ポールの間を走るものです)では、さらに度肝を抜く走りを披露したのです。

メッツのグラウンドは両翼340フィート以上あるため、そうでなくてもPP間は比較的長いのですが、一定のインターバルを挟んで8本走り、すべて25秒前後で走りきりました。写真を見てもらってもわかるように、他の選手とは比較にならないペースでした。

しかもインターバルの間も他の選手が苦しそうにしている中、「自分にとっては歩いているようなものだよ」と涼しそうな顔を浮かべていました。やる競技を間違えたのではないかと思えるほどの心肺機能ぶりを発揮していました。

もちろんこの驚異的な心肺機能が純粋に野球に役立つわけではありません。年齢の割にはメジャー登板数は77試合と少なめです。でもここ2年はメジャーに定着し、中継ぎ投手(昨年はメッツで9試合に先発も経験)として実績を残しています。今季も活躍が期待されています。彼の今後に注目してみてください(といっても彼の投球を見て、その心肺機能の凄さまで伝わることはありませんが…)

松坂投手3

ところで今日のPPランでは、松坂投手も元気な走りを披露していました。松坂投手も全8本をグループ1位で走りきっています。彼もなかなかの心肺機能も持ち主だということがわかりました。明日は紅白戦の登板を控えていますので、その投球が楽しみです。

今日はこの辺で…。