▼センダイガールズ ワールド選手権試合・30分1本勝負
(王者)里村明衣子 vs 橋本千紘(挑戦者)
橋本「約6年ぶりにシングル王座に挑戦する橋本千紘です。私の強さの原点はレスリングです。そんなレスリングの聖地・代々木第二体育館でセンダイガールズの大会を開催することは、目標の1つでした。誰よりもこの大会の思い入れが強いです。『THE TOP of Joshi WRESTLING』にふさわしいのは、この橋本千紘なんじゃないかなと思います。里村さんとのシングルは2018年の大阪大会以来です。コロナ禍があって里村さんが海外に行って、ホントに危機的状況の中で“センダイガールズを1番に引っ張ってきたのは、この橋本千紘だ”っていうゆるぎない自信があります。“女子プロレス界の横綱”里村明衣子を倒すのは“怪物”橋本千紘で間違いないです。今日ここで1つ宣言します。私のオブライト、1年間封印してきましたが、3月19日・代々木でオブライト解禁します!(突如ノイズが入る)…私のオブライトで音響も荒れ狂ってます。全員ビビらせたいと思うんで、必ず勝ちます」
里村「本日はお忙しい中、ご来場頂きましてありがとうございます。まずこの大会に関してですが、センダイガールズとしては初の東京ビッグマッチ開催となります。タイトルの『THE TOP of Joshi WRESTLING』の通り、メインの橋本vs里村明衣子…この試合は女子プロレスの最高峰をお見せします。今回の試合ではレスリングの金メダリストをはじめ、トップアスリートの方々を特別ゲストとしてご来場頂きます。そしてレスリング協会の富山(英明)会長もゲストとしていらっしゃいます。他競技の選手たちがセンダイガールズプロレスリングを見た時に“女子プロレスすごいな、強いな”と思って頂けるような大会にしたいと思います。そしてこの大会は3500人・超満員札止め寸前でございます。皆さんが女子プロレスを求めている内容を、しっかりとお見せしたいと思います。橋本千紘戦に関してですが、私が30年間培ってきた経験…国内でも海外でもやってきたこと、すべてが劣ることなく、それが自信となって今リングに上がっています。この最高潮の里村明衣子と最強の橋本千紘がここまで来れたこと、私自身も感慨深いです。いっさい負ける気がしないので、私は最後まで最強を貫きます」
━━この試合で防衛した場合、ベルトは返上する? または残りの大会で防衛戦を行なう?
里村「もうすでにですね、4月29日、タイトル戦が目に見えてます。挑戦してきた人が本当に仙女を引き継ぐ人だと思ってます」
━━今の言葉を聞いて。
橋本「ハッキリ言って、引退する里村明衣子に勝たなければ、この先は見えないので。何がなんでも3月19日は私が勝って…私も勝った先の覚悟ができてるので。里村明衣子がいないセンダイガールズを引っ張っていく覚悟、もう迷いなくできる自信があるので。勝つ以外ないです」
━━レスリングの選手たちに見守られながらの最高峰の試合となるが。
橋本「私のレスリングの仲間を300人ぐらいは呼んでるので、みんな観戦に来てくれるので。1つ、また女子レスリングから“プロレスラーになりたい”っていう子が1人でも多く、きっかけになればいいなと思ってます。この大会の主役は私だと思ってるので、もう橋本千紘のイケイケコールは止まらないと思います」
里村「第3試合・第4試合に出場されるジャガー横田さん、そして井上京子さん・井上貴子さん、アジャコング選手。昔、全日本女子プロレスでレスリングの選手とだいぶ交流があったということで、練習もされて。特に井上京子選手と豊田真奈美選手は全日本レスリング選手権の優勝者なんですよね。そういう他競技でも実績を作って、女子プロレスでも一時代を作ってこられた選手たちが出ることによって、今の選手にもこれから強さをもっと求めていく…求めてリングに上がるっていうところを見てもらいたいなと思いましたね。橋本の師匠である吉村祥子さんは、オリンピック競技前に世界選手権で連覇されてる選手なんですけれども、その方もいらっしゃるのですが。当日は吉村祥子さんと井上貴子さんと井上京子さんと…昔から交流のある方々も一緒の会場で。そういうところも大きな意味があると思っています」
━━仙女の若手選手がレスリングやほかの格闘技に挑戦していくこともある?
里村「そうなってほしいですね。1試合目のMaria選手も橋本と同じ高校の出身で、レスリング部のマネージャーだったんですよね。愛海もプロレスラーになってからずっとレスリングの練習をしてたので。そういった意味ではレスリング色の強い大会になります」
━━挑戦したい選手はバックアップする?
里村「そこは橋本がこれから作っていくべきことだと思います」
橋本「そうですね。やっぱりもっともっと仙女だけじゃなくて、いま仙女に出てる若手の選手、じゃじゃ馬世代(キャリア3年以下)を引き連れてレスリングの練習に行ったりとか。そういうことをどんどんしていきたいなと思ってます。女子プロレスとレスリングの交流をもっともっと、今後は増やす目標はあります」