今月3回目の亀アリーナマッチは、KAZUKIを除くPURE-J所属8選手が出場。AKARIとチェスカによるシングル対決では、ヒップアタックの連発やヨーロピアンクラッチなど積極的に技を繰り出していくチェスカに対し、走り込んできたところをカウンターのラリアットで迎撃したAKARIがノーザンライト・スープレックスで3カウント。

 

 



 Leonと大空ちえは道場マッチ名物の1つである水たまりルールで対峙。リング中央の水たまりをよけながらの攻防は、背後からのスピアーを叩き込んだLeonが、大空を前のめりに“水没”させて決着となった。休憩明けにギターを持ってリングに上がったボリショイは、水たまりルールの起源について「昔、外で試合をすることになった時にお客さんが“雨天だったらどうするんですか?”と心配されてたので、“リングの中に水たまりがあっても、選手は避けて試合をするから大丈夫です!”っていうことで、試しにリングの上に水たまりを作って闘ってみたんですね。それが今から20年前で日向あずみvsコマンドボリショイが1回目だったんです。実は歴史の長い特別ルールです」と説明する。

 

 



 メインイベントは中森華子&久令愛と『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷もものタッグ対決。中森のハイキックが谷の側頭部にヒットすると、久令愛がダブルリスト・アームサルトで追撃。しかしピンチを脱した谷は八ツ橋、ウラカンラナと丸め込みの連続で久令愛からフォール勝ちを収めた。

 



 試合後にマイクを持った谷は、今後に向けて「中森さんの18周年記念試合のパートナーに選んで頂きまして、タイトルマッチも決まっています。WANTEDでもっともっと盛り上げていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と意気込み。カーテンコールでチェスカは「AKARIさんにまた負けました。来週の日曜日は久令愛さん、絶対に負けないです! ガンバチェスカします!!」、大空は「水たまりルールは大変なんですよ(苦笑)。またリベンジするので見に来てくださいね!」、Leonは「1週間後の亀アリーナマッチは2日早いバースデーマッチを組んで頂きまして、8月に引退する中島安里紗選手とタッグマッチで対戦します。丁寧語マッチで自分の誕生日に自分でお祝いしたいと思います。もしかしたら中島との対戦も最後になってしまうかもしれないので、バチバチ丁寧語で闘いたいと思います!」。

 



 久令愛は「7月5日(板橋)は久しぶりにクレアカリで組んで、(神姫楽)ミサちゃんとは個人的に闘いたかったので楽しみにしております」。中森は「来週は中島安里紗が道場マッチに来たり、来月はデビュー18周年を迎えたりといろいろあるので」と笑顔。鋼は「来週、中島さんと組みます。引退される前に中島さんと組んで、対戦ができるっていうのがホントに嬉しくて。来週、皆さんぜひ来てください」と会場のファンに呼びかけた。

 



『第113回・特別亀アリーナマッチ』
◆2024年6月23日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(16:00)
観衆未発表


▼15分1本勝負
 ○AKARI(5分54秒/ノーザンライト・スープレックス・ホールド)チェスカ●
▼もしもリングに水溜まりがあったら・15分1本勝負
 ○Leon(8分57秒/背後からの百獣のスピアー→水没)大空ちえ●
※通常のプロレスルールに加え、リング中央に設置された水たまりに落ちると負けとなる特別ルール。
▼20分1本勝負
 中森華子&●久令愛(13分7秒/ウラカンラナ)ライディーン鋼&谷もも○