シードリングの新宿大会。第1試合は光芽ミリアの発熱による欠場を受けて緊急参戦となった日高郁人が小林香萌とシングル対決。小林の足を取った日高がイグチボムで叩きつけて3カウントを奪う。

 



 ハイスピードルールのカ・ケディータvs夏すみれは、互いのトレードマークであるマスクと厚化粧が懸けられての条件マッチ。カケが丸め込みで勝利すると、リング中央のイスに着席させられた夏が公衆の面前でメイクを落とされるという辱めを受けるも、カケと夏は抱き合って互いの健闘を称えた。

 



 中島安里紗がかつて自身で立ち上げたヒールユニット『ラスエゴ』への一夜復帰を果たし、豪華メンバーを相手に6対6のチーム対抗戦。両チームが事前に提出した出場メンバーがリング上で発表され、シングルマッチ、タッグマッチ、6人タッグマッチの3試合の組み合わせが決定した。

 

 



 中島との対戦を熱望していた真白優希が最初のシングルマッチに登場するも相手は下田美馬。手数で立ち向かう真白だったが逆エビ固めにギブアップ。続いて中島安里紗&VENYが初タッグとなる朱里&DASH・チサコと激突。中島と朱里の激しい応酬を繰り広げるも15分で決着はつかず時間切れに。真琴&野崎渚&雪妃真矢vs藤本つかさ&山下りな&笹村あやめの6人タッグ戦は、雪妃と藤本が先発で久々の対峙にどよめきが沸き起こる。藤本が野崎を丸め込んで勝ち名乗りを受けた。

 

 



 3試合で1勝1敗1分けに終わると、納得のいかない中島が6対6の12人タッグマッチによる決着戦をアピールして大乱戦に突入。各選手とも2試合目ながら20分超の激闘となり、中島がD×Dから押さえ込んで盟友の藤本を仕留めて1時間にわたる長い闘いを制してみせた。試合後、中島は次回7・26新木場大会の対戦相手に笹村&青木いつ希の名を挙げると、自身のパートナーには松本浩代を指名する。

 

 



 メインイベントはSareeeの持つビヨンド・ザ・シー・シングル王座に神姫楽ミサが挑戦。シードリング道場への出稽古を重ね着実にレベルアップしてきたミサは、劣勢を強いられながらも持てる技をぶつけていくと、コーナー最上段からのセントーン『はれときどきミサ』を成功させるが3カウントに届かず。その後も粘りを見せるミサだが、走り込んできたところを捕らえたSareeeが裏投げ1発で試合を決めてみせた。

 



 マイクを持ったSareeeはミサに対し、「今、頑張って自分を変えようとしているとこだと思う。もっともっと努力して、いつか必ずこのベルト、オマエが巻けよ。強くなれよ!」とエール。出場選手たちがリングに上がると、中島は「おい南月たいよう! このまま私がすんなり引退すると思うなよ? 次の新木場、私とやれよ!」と要求。会場からの“たいよう”コールを受けた南月は、「ここまで命がけでシードリングのプロレスを貫いて、このリングを守ってきてくれた中島安里紗の申し出だったら…断れるわけないでしょう! ボッコボコにしてやっからな!」と受けて立った。

 

 



『SEAdLINNNG~SHINJUKU Lighting Up~』
◆2024年6月12日(水)東京・新宿FACE(18:30)
観衆300人


▼15分1本勝負
 ○日高郁人(8分8秒/イグチボム→エビ固め)小林香萌●

▼ハイスピードマッチ~マスカラ・コントラ・厚化粧/敗者マスク剥ぎor厚化粧剥ぎルール~20分1本勝負
 ○カ・ケディータ(8分4秒/カケラホマ)夏すみれ●
※カ・ケディータが敗れた場合はマスクを脱ぎ、夏すみれが敗れた場合は厚化粧を落とさなければならない条件マッチ。
●中島安里紗引退ロード~LEGENDARYラスエゴMEGA MAX~
 中島安里紗&下田美馬&真琴&野崎渚&VENY&雪妃真矢 vs DASH・チサコ&朱里&藤本つかさ&山下りな&笹村あやめ&真白優希
▼10分1本勝負
 ○下田美馬(2分6秒/逆エビ固め→ギブアップ)真白優希●
▼15分1本勝負
 △中島安里紗&VENY(時間切れ引き分け)朱里△&DASH・チサコ
▼20分1本勝負
 真琴&●野崎渚&雪妃真矢(15分49秒/ビーナスクラッチ)藤本つかさ○&山下りな&笹村あやめ
▼12人タッグマッチ・時間無制限1本勝負
 ○中島安里紗&下田美馬&真琴&野崎渚&VENY&雪妃真矢(20分42秒/D×D→片エビ固め)DASH・チサコ&朱里&藤本つかさ●&山下りな&笹村あやめ&真白優希
▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship・30分1本勝負
 ○Sareee(11分43秒/裏投げ→体固め)神姫楽ミサ●
※第10代王者が2度目の防衛に成功。