7日(金)13:30よりシードリングが川崎市の道場にて記者会見を開き、5日後に控える新宿FACE大会に出場する選手たちが意気込みをコメント。BTSシングル選手権試合となるSareee vs 神姫楽ミサの調印式も行なわれた。

『SEAdLINNNG~SHINJUKU Lighting Up~』
◆2024年6月12日(水)東京・新宿FACE(18:30)

▼15分1本勝負
 光芽ミリア vs 小林香萌




 ミリア「デビュー3戦目となります。小林香萌選手は動きも速くて、高いドロップキックも力強さも全部持っている、とても起用な選手だと思っています。ですが私も負けないぐらいの蹴りやエルボーがあります。今回ホントに豪華な対戦カードばかりですが、絶対、第1試合で埋もれたくないので。海外でも活躍されている小林香萌選手から3カウントを取りたいと思います。今後、私の自信にもつながるし、とても価値のあるものになると思うので、3カウントを絶対取ります」

 



 小林「皆さんお久しぶりです。シードリング出禁、やっと解除になりました小林香萌です。大変ご無沙汰しております。…っていうか出禁解除になってこの時期に久しぶりに呼ぶんだったら、あり(中島)の引退ロードでしょうが! 南月たいよう! おい社長、コラ! どういうことだよ!? いつデビューしたかもわからない新人の相手させられてさぁ、何なのよ? まぁいいよ、しょうがない。今回は新人の相手してやりますよ。次に呼ぶ時は、ありの引退ロードで呼んでよね? 頼むよ?」

 



 ━━今のコメントを聞いて。
 ミリア「とても悔しいです。なので絶対今回勝って、また出禁にしてもらいます」
 (中島と南月が拍手して大喜び)
 小林「ちょっと! どういう教育してんのシードリング!?」
 南月「小林香萌・負けたら出禁マッチ!」
 小林「おい! なんか変なサブタイトル付けんのやめろ!(苦笑)」
 ━━ミリアの試合を映像でも見たことがない?
 小林「見てないですよ。だって配信買わなきゃいけないし。なんで出禁になってんのに配信買わなきゃいけないのよ」
 ━━しばらく参戦していなかった時期のシードリングについての印象は?
 小林「そりゃあもう大親友のラピちゃん(ラ・ピディータ)が会場をガンガン盛り上げて頑張ってるなって、“さすが親友だな”ってそういう印象しかないですね」

▼ハイスピードマッチ~マスカラ・コントラ・厚化粧/敗者マスク剥ぎor厚化粧剥ぎルール~20分1本勝負
 カ・ケディータ vs 夏すみれ

※レフェリー:南月たいよう。カ・ケディータが敗れた場合はマスクを脱ぎ、夏すみれが敗れた場合は厚化粧を落とさなければならない。




 カケ「夏すみれ…いや“戦慄の厚化粧”さん。自分あの人にはもう2回負けてるんですよ。今回このマスカラ・コントラ・厚化粧ということで、絶対にこの雑巾で顔を拭いてやりますよ! 皆さん、乞うご期待を!」

 ━━敗れた場合はマスクを脱いでリングネームを本名に戻す?
 カケ「(前回大会で夏から)そう言われてましたけど…ということは厚化粧は卜部夏紀(夏の本名)に戻るということでよろしいんでしょうか? やってやりましょう!」
 ━━秘策などは?
 「2回はやはり不意を取られてしまったので、今度はハイスピードルールですよ。夏すみれは“ハイスピードの女王”とかよくわからないことをぬかしてるので、自分がハイスピードのトップということを知らしめて! 厚化粧を取ってやりたいと思います!」
 ━━何分ぐらいで倒したい?
 カケ「19分59秒で倒したいと思います! 厚化粧にはいろんな思いがあるので、自分はその思いも全部受け止めながら倒したいと思ってるので」
 ━━パートナーのラ・ピディータの夏休みについて。
 カケ「あれは許せません! 早く帰ってきてください! 待ってるぞ、ラ・ピディータ!!」
 ━━マスクが掛けられているが、マスクは脱ぎたくない?
 カケ「やっぱりマスクマンとしてこのシードリングに上がって、1つも2つも成長できたと思っているので。マスクは脱ぎたくないです。厚化粧を倒すぞ~っ!!」

 



▼中島安里紗引退ロード~LEGENDARYラスエゴMEGA MAX~
 中島安里紗&下田美馬&真琴&野崎渚&VENY&雪妃真矢 vs DASH・チサコ&朱里&藤本つかさ&山下りな&笹村あやめ&真白優希

※第3試合はシングルマッチ、第4試合はタッグマッチ、セミファイナルは6人タッグマッチ。出場メンバーは両チームが事前に決めて提出し、各試合が行われている間に他の選手はリング下で待機する。




 中島「一夜限りのラスエゴ新旧そろい踏みということで、5年前に結成されて、追放されて、最後の最後にこうして組めるということで。このTシャツをまた着る日が来るとは思わなかったので、追放された時にホントにムカついて捨ててやろうと思ったんですけど、捨てなくて良かったなと思います。今は紫がラスエゴのテーマカラーになっていますけど、私がいた頃はピンクだったということで。ピンクのTシャツを会場に着てきてくれるお客様がいることを期待しています。

 対戦相手もスペシャルなメンバーがそろってくれましたけど、すべての選手に対して思い入れもあります。まず朱里選手、今は知らない人のほうが多いと思うんですけど、本当にチョコチョコ対戦していて、JWP時代ですかね。同世代として闘ってきた相手でもあり、当時格闘技もやっていて減量でしんどい時も見てるし、同じ世代で闘ってきた思いがあります。スターダムに所属したことによって“もう2度と対戦することはないんだな”って少し寂しく思っていたので、引退ロードで対戦することができて本当にスターダムさんにも感謝ですし、あの時とはまたひと味違ったスターダムの朱里というのを体感できるんじゃないかなというのを楽しみにしています。チサコ選手は同期で、たぶん最後の対戦になるのかなと思います。私もずっと“気が強い”と言われてきましたが、唯一、私以上に気が強い同期だと思っているので。対戦という面に関しては、1番お客さんも楽しみにできるんじゃないかなというか。肉体的にも精神的にも追い込まれる、私が1番好きな闘いができるんじゃないかなと思って楽しみにしています。真白優希もここに入って来て…周りが“ライバル”って言うから…っていうのもありますし(苦笑)。引退ロードのしょっぱなで対戦したんですけど、真白優希の悔いが痛いほど伝わってきていたので。このまま終わるのは私もちょっと気持ちが悪いということで、最後の最後、ここで存分に真白優希にはやり切ってもらって、最後は私が全力でブッつぶしてあげようかなと思っています。


 そして山下りな。本当に山下とはずーっと対戦したいと思っていて。山下との闘いは心躍るというか、山下も海外に行ったりとか男子の団体に出たりとかすごく忙しそうだったので、なかなか対戦が難しい中、こうやって機会が作れて良かったなと思いますし。前回ベスフレと山下でタッグ組ませてもらいましたけど、やっぱり思った通りの山下というか最高のプロレスをしていたので。今回も全力でぶん殴って顔面を蹴っ飛ばして、自分たちらしい闘いをしたいなと思います。そして笹村。笹村はホントに今のシードリングにとって、なくてはならない存在だと思います。ホントはこの新宿FACEで笹村とタッグを組むというのを考えていました。お客さんからも1番言われるのが“笹村と組んで欲しい”、“2人のタッグが見たい”って。これはもうどこかで必ず実現します! 待っててください。組む前に全力でお互いやり合って、出し切って、タッグにつなげられたらなと思っています。そして最後、つっか。つっかは私の引退ロードをきっかけに急きょ復帰してくれて、ずっと隣に立っていてくれる人です。私はもうシングルマッチができません。つっかが居てくれることによってこの引退ロードを安心してというか…走ってこれているので。私のプロレス人生に…というより、人生に欠かせないパートナーだなと思っています。そんなつっかともここが最後の対戦になるかと思うので、やっぱり“闘って良し”の相手だったと思うので、最後のベストフレンズ対決をみんなに期待してもらえたらなと思います。…という感じで対戦相手すべての選手に思い入れがあって、今回のルールが6対6の12人タッグということではなくて、シングルマッチ、タッグマッチ、6人タッグマッチ…誰が出てくるのかわからないっていう闘いなので、誰と対戦できるかわからない。誰が来ても特別な試合になるし、なんなら私が入ってなくても(ほかの選手の試合に)手を出してやろうと思ってるんで。全員と闘いたいんで、全員殴るまで終わらない闘い…という感じの試合にしたいなと思っています(笑)。ラスエゴで最後に組むのをすごい楽しみにはしてますけど、ラスエゴだから何が変わるということではなくて、私は私の闘いだし。最後まで自分らしくバイオレンスに闘いたいなと思っています」

 



 ━━前回の新木場でVENYの提案によりラスエゴに1日復帰となったが。
 中島「まさかVENYがそういう提案をしてくれると思ってなかったので…なんかいつも腹の立つ言葉を言ってくるVENYですけど、どこかに私への愛を持っているんだなと感じて嬉しかったです(笑)。でもVENYが言っていた通り、ラスエゴを作ったのは私ですけど、ラスエゴを大きくしてきたのは真琴とVENYだと思うので。その2人の手の平の上でもいいですから、全力で大暴れしてやりたいなと思ってます」

 ━━ラスエゴ所属時代の今だから話せる印象的なエピソードなど。
 中島「ラスエゴってなんか上から(目線)で“頑張るとかしないし”みたいな感じじゃないですか。あんまり熱いイメージってないと思うんですけど、ユニット対抗戦みたいな投票で1位になったらプロデュース興行ができる権利があった時に、なんかみんなメチャクチャ熱くて。グループLINEで“今〇票です”って送ると“絶対勝ちたい!”みたいな。そういう内に秘めた炎があったのが、すごいおもしろかった。あの時は1つになって頑張れてたなっていう、青春みたいなことも(笑)。ダントツで圧倒的な差で優勝して、あの時は“当たり前だし”とか表では言ってたけど…(笑)」

 ━━引退ロードは前半戦が終わったあたりだが、現在の心境は?
 中島「そうですね、全然まだ実感が沸いてないというのが実際のところで。最後の対戦とか最後のタッグとかをたくさんやってきてるんですけど、いつも通り心は尖ってるしバチバチやれてるんで最後って感じもないですけど…。引退興行のチケットが販売スタートになって、やっと実感が沸き始めたというか。“引退興行終わったらこの人たちにも会うことないんだ”って思ったら、なんかすごい急に寂しくなって…(少し涙ぐむ)。ファンの方にも月に1回は会える、地方の方でも年に1回は会えるっていうものがなくなるって、私が普段どこにいるかなんてみんな知らないだろうし、寂しいなって思い始めて…。ミリアとか南月さんと毎日道場で練習してるけど、そういうものもなくなって、参戦選手もそうですし…。でも、たぶん闘いになったら私は相手をボコボコにすることしか考えられないと思うので。試合で泣くことはたぶん今後の引退ロードもないと思います。新たな出会いとかもすごいたくさんあって、思い出マッチみたいな感じではなくて新鮮で楽しいなと思いますし、18年やってまだワクワクできるって、やっぱ女子プロレス最高だなと思います。一生心に残る痛みを心に植えつけたいなと思います。この引退ロードで忘れられない敗北をみんなに与えていこうと思います」