JTOガールズの横浜大会。第3試合では因縁の続く七星とジャンボ井上がランキングマッチで激突。5・10後楽園ではデビュー戦のジャンボに勝利を献上してしまった七星はここで巻き返しを図るべく、スリングブレイドからダイビング・ボディーアタックへ。しかしジャンボはジャンボブリーカーで叩きつけると、コブラツイストで絞め上げてギブアップ勝ち。この結果を受けてランク外だったジャンボが9位に入り、七星は順位を1つ下げて10位となった。

 

 



 セミファイナルは稲葉ともかがJTO初参戦の小橋マリカとのタッグで、稲葉あずさ&山縣優と激突。マーベラス札幌大会以来2度目となるあずさと小橋のギャル対決も実現し、稲葉姉妹による打撃戦も白熱。あずさ&山縣がそれぞれ関節技に捕らえるなど勝機も作ったが決め手とならず、あずさがバックドロップを放ったところで時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 



 メインイベントはAoiの持つJTOガールズ選手権(通常のプロレスルール)に、初代王者の神姫楽ミサが挑戦するタイトルマッチ。コーナー2段目からのダイビング・セントーンを決めたミサは、勝負をかけて最上段からのセントーン『はれときどきミサ』を放つが、これをかわしたAoiはグラウンドで絞め上げると、最後はAOIで3カウントを奪い初防衛に成功した。



 マイクを持ったAoiは「俺らは真逆のようで、でもなんか似てるところがあって…ミサさんのキラキラした真っすぐさがうらやましかった。だけど俺はいろんなモノを抱えながら、だけど真っすぐにこれからもチャンピオンとして闘っていきます! 初めての防衛戦の相手がミサさんで、真っすぐな気持ちと気持ちがぶつかるプロレスっていうのを改めて体感できてホントに良かったです! ありがとうございました!」とミサに感謝を述べる。

 



 ここで、あずさがリングに上がり「Aoiさん、防衛おめでとうございます。次の挑戦者は稲葉あずさだ~っ!…と言いたいところですが、稲葉ともかの持つQueenのベルトへの挑戦権を懸けて、私とランキングマッチやってくれませんか? 場所は7・15後楽園ホール大会。やりましょう、よろしくお願いします」と要求。Aoiは「ベルトを防衛した途端に来たと思ったら…欲しいのはベルトじゃなくてランキング?(苦笑) まぁオマエの目指してるのはQueen of JTO・稲葉ともかだもんな。いいよ。俺もランキングでオマエを超えて2位になって、そこから稲葉ともかに挑戦するのも悪くねぇと思ってた。次のQueen挑戦、どっちがふさわしいか決めようじゃねぇか! ベルトを持つたび、守るたび次の挑戦者が出てくる。この誰もが貪欲な環境、最高じゃないですか。俺もチャンピオンだけどまだまだ貪欲に行ってやるよ。JTOのほかのメンバーも同じことを思ってるはず」と話し、「ジャスト・ルック・アット・ミー! 俺だけ見てろよ」の決めゼリフで大会を締めた。

 



『JTO GIRLS横浜・にぎわい座大会』
◆2024年6月2日(日)神奈川・横浜にぎわい座 のげシャーレ(13:00)
観衆56人


▼30分1本勝負
 ●みず葉(5分50秒/腕ひしぎ十字固め→ギブアップ)鈴木ユラ○
▼30分1本勝負
 ○rhythm(7分31秒/rhythm crush→片エビ固め)五十鈴●
▼JTO GIRLSランキングマッチ・30分1本勝負
 ●〔9位〕七星(9分55秒/コブラツイスト→ギブアップ)ジャンボ井上〔ランク外〕○
※JTOルール。ジャンボが9位、七星が10位となる。
▼30分1本勝負
 稲葉ともか&△小橋マリカ(時間切れ引き分け)稲葉あずさ△&山縣優
▼JTO GIRLS選手権試合・30分1本勝負
 ○Aoi(15分27秒/AOI→エビ固め)神姫楽ミサ●
※第3代王者が初防衛に成功。



▼rhythmは新コスチュームを初披露。