3ヶ月ぶりのOZアカデミー大阪大会。第1試合では高瀬みゆき&花園桃花&久令愛という異色トリオが『正危軍』雪妃魔矢&安納サオリ&翔と対峙し、青木いつ希の負傷欠場により参戦が決まった久令愛は、雪妃と安納の2人を相手に左右の逆水平チョップを乱打するなど奮闘。翔から「立入禁止」ボードを叩きつけられる花園だったが、お返しにシャボン玉製造機を翔の脳天で叩き割ると、すかさず丸め込んで勝利を上げた。

 



 米山香織とOZ初参戦の炎華がシングル対決。ルチャスタイルの投げを連発する炎華は、場外での追いかけっこになると周回遅れの米山に背後から攻撃するなど運動能力の高さを如何なく発揮。しかし回転足折り固めを切り返した米山がガッチリ押さえ込んでフォール勝ちを収める。

 



 ライディーン鋼とZONESはゴツゴツした肉弾戦を展開。ダイビングエルボー、ダイビング・ラリアットとコーナーからの攻撃を連発するZONESだったが、走り込んできたところをニールキックで迎撃した鋼は、ラリアットの連打からリバース・セントーンにつないで圧殺してみせた。

 



 セミファイナルはAKINO・尾崎魔弓・ラム会長による3WAYマッチ。尾崎がチェーンを持ち出しセコンドの翔が介入するなど荒れ模様となり、3人による丸め込みの応酬からAKINOへの怨霊クラッチを狙うラム会長だが、これを決めさせなかったAKINOが3カウントを奪った。

 



 メインイベントでは5・12新宿で『AGE115』尾崎魔弓&ジャガー横田を破りタッグ王者となった『H2D』加藤園子&水波綾が、倉垣翼&優宇と激突。加藤&水波は優宇のクロスボディーを倉垣に誤爆させて分断に成功すると、優宇を挟んで集中攻撃。水波が裏投げ、スピアーとつなぎ、最後はコーナー最上段からのギロチンドロップでとどめを刺した。

 



 マイクを持った加藤は会心の勝利に「この1勝、いきなりスゲエヤツらだったけど…この勝利は次へとつながるね!」と笑顔。水波は「6月9日タイトルマッチ決まってるし、いい波に乗れたんじゃないですか? いつもお互いけっこうギリギリなところまでやられがちなんで、もう一歩踏み出してみんなが心配しないようなタッグチームになっていきましょうよ。次のOZの大阪は9月です。次もまた熱いリング、刺激的な空間にぜひ足を運んでください。おウチに帰るまでがプロレス観戦です!」と会場のファンに呼びかけた。

『~PRADISE LOST@大阪~』
◆2024年5月26日(日)大阪・176BOX(12:00)
観衆279人


▼30分1本勝負
 高瀬みゆき&○花園桃花&久令愛(16分16秒/小包固め)雪妃魔矢&安納サオリ&翔●
▼30分1本勝負
 ○米山香織(9分30秒/ジャパニーズ・レッグロール・クラッチを切り返す→エビ固め)炎華●
▼30分1本勝負
 ○ライディーン鋼(9分55秒/リバース・セントーン→体固め)ZONES●
▼3WAYマッチ・30分1本勝負
 ○AKINO(12分27秒/怨霊クラッチを切り返す→エビ固め)ラム会長●
※もう1人は尾崎魔弓
▼45分1本勝負
 加藤園子&○水波綾(18分40秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)倉垣翼&優宇●