シードリングの新木場大会。第1試合ではデビュー2戦目の光芽ミリアが高瀬みゆきと対峙。ミドルキックやエルボーの連打で気持ちをぶつけていくも、高瀬はコーナーを背にしたミリアにラリアットを叩き込んでとどめを刺す。

 

 



 第2試合は中島安里紗&Sareeevsウナギ・サヤカ&神姫ミサ。ウナギが引退の迫る中島との対戦を熱望してシードリングに初参戦。中島と向かい合ってビッグブーツやエルボーを応酬するも、中島の強烈なエルボーを受けてグロッキーに。どうにか肩を上げて意地を見せるが、至近距離から狙いすましての一撃に轟沈。試合後にマイクを持ったウナギは中島のエルボーが田中将斗に匹敵すると話し、潔く負けを認めて握手を交わした。

 



 ハイスピードマッチはラ・ピディータ&カ・ケディータvs夏すみれ&笹村あやめのタッグマッチ。ラピがトペ・スイシーダで笹村を場外に足止めしている間にカケが夏にラ・マヒストラルを狙うも、これを切り返した夏が丸め込んで3カウント。試合後はカケと夏が口論となり、次回6・12新宿での一騎打ちが決定。カケが敗れた場合はマスクを脱ぎ、夏が敗れた場合は厚化粧を落とすという条件マッチが決定する。

 

 



 メインイベントは中島&藤本つかさ&山下りなvs『ラスエゴ』真琴&野崎渚&VENY。6人が入り乱れる中、23分に及ぶ熱戦はVENYがムーンサルトプレスでこの日2試合目の中島を仕留めてみせた。VENYは中島に対し「ホントに辞めちゃうの?」と寂しそうな表情を見せると、もともと中島が作ったユニットであることから、次回の新宿で中島のラスエゴ1日復帰を提案。すっかりその気の中島はラスエゴと一緒に並び立つと、呆然とする藤本&山下を尻目に「d」のジャンプで大会の幕を下ろした。

 

 



『SEAdLINNNG~SHINKIBA SERIES 2024 Vol.3~』
◆2024年5月17日(金)東京・新木場1st RING(18:45)
観衆280人


▼15分1本勝負
 ●光芽ミリア(9分28秒/串刺しラリアット→片エビ固め)高瀬みゆき○
▼20分1本勝負
 ○中島安里紗&Sareee(19分41秒/エルボーアタック→エビ固め)ウナギ・サヤカ●&神姫楽ミサ
▼ハイスピードマッチ・20分1本勝負
 ラ・ピディータ&●カ・ケディータ(10分50秒/ラ・マヒストラル)夏すみれ○&笹村あやめ
▼中島安里紗引退ロード スペシャル6人タッグマッチ・30分1本勝負
 ●中島安里紗&藤本つかさ&山下りな(23分6秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)真琴&野崎渚&VENY○


▼オープニングでは南月代表と欠場中の松本浩代&青木いつ希があいさつ。