5・3後楽園大会を終え9年目に突入したマーベラスの新木場大会。試合前に長与千種がリングに上がり、メインイベントで予定されている6人タッグマッチの中に家庭の事情ですぐに帰宅すべき選手が含まれることから、第1試合に変更することを報告。メインベントに間に合うように会場に向かっているファンがいることも考えられるため、繰り返し頭を下げた。

 



 その6人タッグマッチでは桃野美桜が川畑梨瑚&高瀬みゆきとともに、アクトレスガールズの代表曲『Love Riddle』に乗ってリングイン。「やりたかったこと」を叶えた桃野は満面の笑みで踊りまくる(※曲の使用は許可を受けているとのこと)。川畑とウナギが激しくやり合う中で20分時間切れのゴングが打ち鳴らされると桃野は音響スタッフに曲を要求し、またしても踊りまくった。

 



 渡辺智子は来日中の巨漢選手エル・ククイとのタッグで、かつてリング内での愛憎劇を繰り広げた井坂レオ&ハイビスカスみぃと対峙。渡辺とククイの大技攻勢を受け、早く楽になりたいみぃは井坂の救出を拒んでマットに寝そべり、渡辺のパンケーキプレスに沈んだ。

 



 Mariaはブルック・ハボックとのシングル対決。エクスカリバーは丸め込まれてしまうも、ブルックにしがみついての関節技でギブアップを奪う。

 

 



 セミファイナルは彩羽匠vs宝山愛。彩羽を相手になかなか突破口を見い出せない宝山は意表を突いてのハイキックも繰り出すが、彩羽はすぐさまジャンピングニーとライガーボムを炸裂させる。かろうじて肩を上げた宝山に対し、彩羽はGO TO SUGOIで3カウント。マイクで厳しい言葉も口にする彩羽だが「期待してるよ」とさらなる奮起を促した。

 



 試合順の変更により、外国人の男子選手による3WAYマッチがメインイベントに。独創的な技や動きの数々で会場を魅了すると、勝利したスターボーイ・チャーリーが締めのマイクを任されることに。最後は記念撮影で幕を下ろした。

 



『9年目のMarvelousプロレス in新木場』
◆2024年5月14日(火)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆未発表


▼20分1本勝負
 桃野美桜&△川畑梨瑚&高瀬みゆき(時間切れ引き分け)永島千佳世&青木いつ希&ウナギ・サヤカ△
▼20分1本勝負
 ○渡辺智子&エル・ククイ(9分55秒/幸せのパンケーキプレス→体固め)井坂レオ&ハイビスカスみぃ●
▼15分1本勝負
 ○Maria(9分42秒/まりあんぬ→ギブアップ)ブルック・ハボック●
▼15分1本勝負
 ○彩羽匠(11分34秒/GO TO SUGOI→体固め)宝山愛●
▼3WAYマッチ・15分1本勝負
 ○スターボーイ・チャーリー(12分9秒/シューティングスター・プレス→片エビ固め)ジャイア・ジュエル●
※もう1人はタイタス・アレクサンダー