8試合がラインナップされたJTOの新木場大会。第2試合では『プリズムスター』rhythm&七星と、2月にデビューしたみず葉、この日デビューの五十鈴(いすず)がタッグ対決。入場時に勇ましく刀を振ってみせた五十鈴は、試合中も刀を振るフォームから放つチョップを多用。ソフトボールの経験を持つみず葉もピッチングやバッティングのフォームから繰り出す打撃で先輩2人に挑んでいくも、キャリアに勝るrhythmは2人まとめてのスタナーから、みず葉をマットに叩きつけて3カウント。

 



 試合後、セコンドについていた身長174cmの練習生ジャンボが、七星に食ってかかり突き飛ばして宣戦布告。バックステージで七星は「なんなんですかね、よくわかんないんですけど。私に言いたいことがあるんだったら、やってやりますよ」と応戦する。

 

 



 五十鈴は「まずはデビュー戦という大きなゴールを迎えたことを、そしてここから私の“プロレスラー五十鈴”としての新たな幕開けということで。ここからもっともっと大きく前に進んでいきたいと思ってます。いずれこの2人(同期のみず葉と練習生ジャンボ)にも負けない、そして先輩たち全員にも負けない、そんな選手になりたいと思ってます。この俺、五十鈴がJTOガールズ全員をぶった斬る!」と宣言。練習生ジャンボは「rhythmさん・七星さん、私はいつでも準備できてます。お相手お願いします!」とアピールした。

 



 第4試合は赤間”AKM”直哉の持つUWA世界ライトヘビー級のベルトを争う、男子選手4人と柳川澄樺・神姫楽ミサによる6WAYでのタイトルマッチ。ミサがヒロ飯島に対し“はれときどきミサ”(コーナー最上段からのダイビング・セントーン)を決めて押さえ込むと、柳川がそのスキを狙って丸め込むもカウントは2。ミサと柳川がもめている間に王者・赤間がMr.マスクを仕留めて防衛に成功した。

 

 



 メインイベントは稲葉ともか&稲葉あずさvsAoi&山縣優という、JTOガールズランキングの上位4人によるタッグ対決。あずさの姉離れ宣言から1人ずつの入場となった稲葉姉妹に合体技はなく、個々で闘う中で互いに出番を譲らない場面も。4人がダウンする激しい攻防からAoiがともかにAOIを炸裂させると、山縣がL.AからYuuロックで絞め上げてランキング1位のともかを仕留めてみせた。

 



 マイクを持った山縣がQueen王座への挑戦をアピールすると、ともかも受諾。山縣はウナギ・サヤカの持つJTOガールズ選手権(通常のプロレスルール)への意欲も見せると、Aoiが待ったをかけてウナギとの再戦を希望する。バックステージではランキング7位のミサが2位のあずさに対し、ランキングマッチを迫った。

 



『JTO SPECIAL』
◆2024年4月17日(水)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆162人


▼第2試合 五十鈴デビュー戦・30分1本勝負
 ○rhythm&七星(8分57秒/rhythm crush→エビ固め)みず葉●&五十鈴
▼第4試合 UWA世界ライトヘビー級選手権試合 6WAYマッチ・30分1本勝負
 ○赤間“AKM”直哉(12分16秒/イルクラッチ)Mr.マスク●
※ほかの4人はARA,ヒロ飯島、柳川澄樺、神姫楽ミサ。王者・赤間が防衛に成功。
▼メインイベント・30分1本勝負
 ●稲葉ともか&稲葉あずさ(16分17秒/Yuuロック→ギブアップ)Aoi&山縣優○