3週間ぶりの亀アリーナマッチはAKARIのプロデュース大会。オープニングでリングに立ったAKARIは、「今日は私の本当のデビュー5周年(記念日)。5年前の板橋グリーンホールで、ボリショイさんとのシングルマッチでデビューしました。日曜日で亀アリーナのプロデュースができて嬉しいです。最後まで楽しんでください」とあいさつ。

 



 第1試合はライディーン鋼と谷ももが特別ルールでのシングル対決。相手から1フォールカウントを奪うと出題されるクイズに正解すれば勝利となるもので、「AKARIがボリショイに初めて連絡を取るのに使ったSNSは?」、「AKARIの初勝利の相手は?」、「AKARIが初めて参戦した他団体は?」など、なかなかの難問続き。「AKARIの夜の過ごし方」を「韓国ドラマを見る」と言い当てた鋼が勝者となった。

 

 



 第2試合は中森華子・Leon・チェスカがそれぞれAKARIのコスチュームを着用しての3WAYマッチ。3人がもつれあう展開から中森を場外に落としたLeonは、スピアーからクラッチ・デ・ガオーにつないでチェスカを仕留めて勝ち名乗り。また、試合結果にかかわらず観客判定により選出されるベスト・パフォーマンス賞もLeonが受賞した。

 

 



 メインイベントはAKARIの5周年記念試合として、クレアカリと大空ちえ&小林香萌が激突。ハイテンションでリングサイドを歩き回りながら登場した小林は、AKARIを背後から捕らえてセコンド陣にも攻撃を促すと、ボリショイも祝福のアッパーカットを叩き込む。小林と久令愛は互いのスネを蹴り合いながら、両者とも泣き顔に。久令愛が小林を押さえつけている間に大空を丸め込んだAKARIが、残り時間1分を切ったところで3カウントを奪ってみせた。

 

 



 マイクを持ったAKARIは、「私メッチャ香萌さん大好き。何回もシングルやった。初めての時は香萌さんがメキシコから戻って来て髪の毛がなかったです(笑)。今日はありがとうございました。来週も亀アリーナマッチで、私はちえと組んで中森さんと柳川さん(※4・28浅草橋に向けてのダブル前哨戦)。浅草橋の前に私の力を見せる。道場も浅草橋も応援よろしくお願いします!」とアピールし、Jのポーズで最後を締めた。

 



『第105回・特別亀アリーナマッチ~AKARI PRODUCE 5th ANIVERSARIO~』
◆2024年4月14日(日)東京・PURE-J道場 亀アリーナ(17:00)
観衆未発表


▼1カウントフォール×特別ルール・15分1本勝負
 ○ライディーン鋼(10分35秒/クイズ正解)谷もも●
※1フォールカウントが入るとAKARIに関するクイズが出題され、そこで正解すれば勝利となる。
▼なりきりAKARI3WAYマッチ・15分1本勝負
 ○LeoRI〔Leon〕(9分15秒/クラッチ・デ・ガオー)アカチェスカ〔チェスカ〕●
※もう1人は中森あかり〔中森華子〕
▼AKARI5周年記念試合・20分1本勝負
 ○AKARI&久令愛(19分3秒/チョココロネ)大空ちえ●&小林香萌




★AKARIのコメント
 「ボリショイさんから学ぶために日本に来るという私の夢は2009年に始まりましたが、PURE-Jに到着したのは2018年12月のことでした。私はこの練習に耐えられず3ヶ月後にチリに戻るだろうと思っていました。しかし、やればやるほどにプロレスというものに魅力を感じ、現在350戦くらいしていますが、今もなおリングに立っている。これからも立ち続けていたい。この5年間は素晴らしく、泣いたり、怒ったり、笑ったり、たくさんのことを学びましたが、学びが止まることはありません。PURE-Jを世界中に知ってもらえるよう、これからも頑張っていきます。もちろんPURE-Jのベルトも獲得し、他団体のベルトも獲得します。チリ人が私1人で、近くに家族もいないので簡単ではありませんが、私を励ましてくれる人は皆、家族のようなものです。これからも応援よろしくお願いします」

 


▼ボリショイはAKARIのリクエストにより、アニメ『聖闘士星矢』のテーマ曲『ペガサス幻想』に挑戦。