アイスリボンが10ヶ月ぶりの新木場大会を開催。第1試合は咲蘭と神姫楽ミサのシングルマッチで、ミサは「今日は3月3日、ミサの日!」と主張するも、咲蘭は「33歳のババア!」と年齢差をアピール。精神的なダメージを与えられたミサだが、ヒップドロップからそのまま押さえ込んで3カウントを奪う。

 



 第2試合ではYappyと長谷川美子のシングル戦に「ヤッピー!」、「ヨッピー!」と両者に声援が飛び交う。コーナーからダイブする長谷川をかわしたYappyが大技の連発でたたみかけて勝利を飾った。

 



 第3試合ではリボンタッグ王者の『チアベル』弓李&芦田美歩が杏ちゃむとトリオを結成。対角には『ドンドコどすこいーず』トトロさつき&藤滝明日香に、長期欠場明けで久々のアイスリボン参戦となるまなせゆうなが加わっての6人タッグ戦。藤滝がペンを持ち出して芦田の顔に落書きすれば、弓李はトトロの腕を粘着テープでロープに縛りつけるなど、各選手が思い思いの闘いを繰り広げる。トトロ&藤滝が弓李を捕らえてツープラトンの投げっぱなしパワーボムで叩きつけると、最後はまなせがスライディング・ラリアットを叩き込んでタッグ王者から勝利を上げてみせた。

 

 



 マイクを持った藤滝はトトロとのタッグでベルトへの挑戦を訴えるが、トトロは「シングルでもっと成長してほしい」と藤滝をたしなめると、3・23後楽園でまなせとのタッグ『BIG☆DEKAI!!!』でのタイトル挑戦をアピール。敗れた弓李もこの申し出を快諾した。

 



 セミファイナルは海乃月雫&YuuRIvs櫻井裕子&柳川澄樺。序盤はタッチがスムーズにいかない海乃とYuuRIだったが、試合が進むとYuuRIの619から海乃が開脚式のスプラッシュを放つ場面も。しかしピンチを脱した櫻井がグラウンドでのドラゴンスリーパーで海乃からギブアップを奪う。

 



 メインイベントは星いぶき&真白優希&しのせ愛梨紗vs星ハム子&松下楓歩&Aoiの6人タッグ戦。3・23後楽園でICE×∞選手権を懸けた親子対決が決まっているいぶきとハム子が火花を散らし、真琴のコロナ罹患により急きょ参戦となったAoiは同じく北海道出身のハム子とサンドイッチ式の合体攻撃を成功させる。変幻自在のサミング(目つぶし)で相手を困惑させる真白は、楓歩と丸め込みの応酬を展開。ソバットの連発から楓歩の背中に上から飛びついた真白は、勢いよく逆打ちで叩きつけて3カウントを奪った(※技名を『マシロ』と命名)。

 



 トライアングルリボンの黄色いチャンピオンベルトを高々と掲げる真白。一昨年の大晦日、真白の引退以降は封印されていた3WAYマッチの王座だが、1・27後楽園で復帰した真白は現在も王者であると主張。しかし楓歩は返上を求め、両者の言い分は対立。真白は3・23後楽園で楓歩とのタイトルマッチを訴えると、もう1人の推薦枠としてこの日は不在となった真琴の名を挙げた。

 



『アイスリボン新木場大会』
◆2024年3月3日(日)東京・新木場1st RING(12:00)
観衆149人


▼15分1本勝負
 ●咲蘭(7分58秒/ミサロール)神姫楽ミサ○
▼15分1本勝負
 ○Yappy(5分59秒/チョークスカルスラム→体固め)長谷川美子●
▼30分1本勝負
 ●弓李&芦田美歩&杏ちゃむ(17分43秒/スライディング・ラリアット→片エビ固め)トトロさつき&藤滝明日香&まなせゆうな○
▼20分1本勝負
 ●海乃月雫&YuuRI(14分55秒/胴絞め式ドラゴンスリーパー→ギブアップ)櫻井裕子○&柳川澄樺
▼30分1本勝負
 星いぶき&○真白優希&しのせ愛梨紗(21分47秒/マシロ)星ハム子&松下楓歩●&Aoi