PJOC(ピュア・ジェイ・オープン・クラス)リーグ戦の3大会目。ブルーブロックは大空ちえvsチェスカで、走り込んできたチェスカに横回転からのエルボーを叩き込んだ大空は、フィッシャーマンズ・スープレックスからそのまま押さえ込んでフォール勝ち。勝ち点2を獲得して決勝進出への望みをつなぐ。

 



 グリーンブロックはKAZUKIvs米山香織。『迷勝負数え歌』ではないことから、試合前にKAZUKIは「今日は特別ルールはないから正々堂々と」と呼びかけ、米山も「正々堂々と行くぞ~っ!」と応じるも、両者とも背後からの奇襲を伺いながら試合がスタート。丸め込みの攻防から両者の肩がマットについた状態で3カウントが叩かれ、ダブルフォールによる引き分けで1点ずつを獲得。すでに1敗している米山はここで脱落が決定した。

 

 



 第3試合では中森華子&真琴の同期タッグ『真華不思議』に、今大会ではリーグ戦の組まれていない久令愛&夏実もちの異色タッグが対峙。中森にジャーマンを放った久令愛はユニバース・ジャーマンでの追撃を狙うも、真琴がスピアー久令愛ともちを2人まとめてなぎ倒す。中森がシャイニング・ウィザードからシャイニング・フラワーにつないで久令愛を仕留めると、もちが中森に食ってかかり乱闘を展開。セコンドが総出で荒ぶる2人を引き離した。

 



 セミファイナルはリーグ戦レッドブロックのLeonvsチェリー。高瀬みゆきをタッグパートナーに選んだLeonへの怨念を燃やすチェリーは、バックハンドブローの連打からチェリトーンボム。対するLeonはマッドスプラッシュを決めるがチェリーもキックアウト。スピアーからキャプチュード・バスターを狙うLeonだが、決めさせずに丸め込んだチェリーが3カウントを奪取。Leonは2試合を終えて1敗1分けとなり脱落となった。

 



 メインイベントは2・12板橋で新タッグチャンピオンとなった『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももが、AKARI&高瀬みゆきと激突。鋼がショートレンジのラリアットを叩き込んで高瀬を分断すると、谷がコーナー2段目からのダブルニーをAKARIに突き刺す。続いて最上段からの追撃を試みるも、これをかわしたAKARIはラリアットからパワーボムの体勢へ。しかしAKARIの頭上からウラカンラナで切り返した谷が3カウントを奪ってみせた。

 



 マイクを持った谷は、「この調子でリーグ戦も勝ち上がっていきたいと思います。みゆきさん! 私は前の団体からみゆきさんに練習を見て頂いたり、ずっとお世話になって来ましたが…! 今は私はチャンピオンです。私はまだみゆきさんに1回も勝ったことがありませんが、みゆきさんを挑戦者として迎え撃つというのが夢でした。リーグ戦が終わったらRED SOULvsWANTEDで防衛戦をお願いします」とタッグ王座への挑戦者として高瀬を逆指名。高瀬は「やってやろうじゃねぇか~っ!! いいか? 私たちはスケジューリングは完璧なんだよ。私はPURE-Jさんのスケジュールをバッチリ把握している。明後日25日は道場マッチ、その後には初めてのクレアカリのイベントもある。しかも水曜日にはプロレス教室もある! 私たちに抜かりはない。リーグ戦が終わったらそのベルト、しっかり奪ってやるからな!」と通告。Leonも「オマエらからベルト獲るのはRED SOULしかいねぇんだよ!」と続く。谷は会場のファンに「防衛戦の相手、決まりました~っ!! WANTEDとRED SOULの防衛戦、絶対見に来てください!」とアピールすると、パートナーの鋼に「リーグ戦の決勝でお会いしましょう!」と呼びかけた。

 



『レインボードラゴン vol.3』
◆2024年2月23日(金・祝)東京・板橋グリーンホール(18:00)
観衆84人


▼PJOCリーグ ブルーブロック・15分1本勝負
 ○大空ちえ(6分33秒/フィッシャーマンズ・スープレックス・クラッチ)チェスカ●
※大空は2点で終了、チェスカは0点
▼PJOCリーグ グリーンブロック・15分1本勝負
 △KAZUKI(5分34秒/米山のジャックナイフを切り返して押さえ込む→ダブルフォール)米山香織△
※KAZUKIは1点、米山は1点で終了
▼20分1本勝負
 ○中森華子&真琴(14分54秒/シャイニング・フラワー→エビ固め)久令愛●&夏実もち
▼PJOCリーグ レッドブロック・15分1本勝負
 ●Leon(11分33秒/首固め)チェリー○
※Leonは1点で終了、チェリーは2点
▼30分1本勝負
 ライディーン鋼&○谷もも(13分47秒/ウラカンラナ)AKARI●&高瀬みゆき