2ヶ月連続となるセンダイガールズの新宿大会。第1試合は丸森レアの体調不良による欠場のため、YUNAが鈴木ユラと対戦。12月のじゃじゃ馬トーナメント1回戦での借りを返したいYUNAはドロップキックの連打で攻め込んでいくも、足を極められてギブアップ。

 



 松本浩代がChi Chiとタッグを結成し、マーベラスで来日中のジジ・レイ&プロミス・ブラクストンと激突。先発した2人は「私はチーチー!」、「私はジジ!」と自己紹介からスタート。Chi Chiはプロミスを相手にブレーンバスター、卍固めとつないでいくが、背後からのダブルニーを叩き込んだプロミスが変形のドクターボムでChi Chiを仕留めた。

 



 第3試合はDASH・チサコと高瀬みゆきがシングル対決。コーナー最上段からのダイビング・フットスタンプ、ホルモン・スプラッシュとたたみかけたチサコが3カウントを奪う。

 


 



 『愛海と水波』愛海&水波綾はVENY&安納サオリの同期タッグと対峙。コーナー最上段からフォー!プレスを放つ愛海だが、これをかわしたVENYは激しいキックの連打で追い込むと、ムーンサルトプレスでとどめを刺した。

 

 



 セミファイナルは仙女のワールドシングル王者・岩田美香と、先月に第5回じゃじゃ馬トーナメントを制したZONESが一騎打ち。コーナーからのエルボードロップやダイビング・ラリアットなど持てる技をぶつけていくZONESだったが3カウントには届かず、キックの連打でねじ伏せた岩田が貫録勝ち。マイクを持った岩田は翌日の新潟・長岡大会にてハードコアルールで闘うチサコを挑発する。

 



 メインイベントは『チーム200kg』橋本千紘&優宇のタッグ王座に『ボブボブモモバナナ』(※仮名)岡優里佳&桃野美桜が挑戦するタイトルマッチ。「桃野美桜選手を超えることが目標」という岡は、憧れであり目標の桃野とのタッグで大奮闘。徹底した腕攻めで橋本を苦しめると、桃野のJKボムからフィッシャーマンズ・スープレックス。さらには丸め込みで3カウントを迫る。しかし、走り込んできた岡を豪快なパワースラムで叩きつけた橋本が、この1発のみで逆転勝利。練習を重ねて2年ぶりの解禁となった『バズ・ソイヤー』が最後に火を噴いた。

 


 マイクを持った橋本は「私たちがチャンピオンになっても頑張り続ける理由は、こうやって意味わかんないぐらい練習して、トレーニングして必死に追いかけてくる2人がいるから…。ホンットに毎日頑張れてる。ありがとう。ハッキリ言って岡優里佳がこんなワケわかんないヤツになると思ってなかったけど…! オマエら2人、ホンットに最高だった。ごちそうさまでした!」と感謝。桃野は岡に「何回だって挑戦しような?」と呼びかけると、会場からユリカコールが発生。桃野は橋本に「オマエの後輩、美桜が大きくしてやるよ!」と言い放つ。

 



 続いて翌日の長岡大会でチーム200kgと対戦するジジ&プロミスがリングに上がり、タッグ王座への挑戦を要求。タイトルマッチに変更されることが決まると、橋本は会場のファンに「試合開始が1時だから、10時40分の東京初の新幹線に乗ればみんなアオーレ長岡に来れるの知ってる!?」と来場を呼びかけた。(※橋本&優宇が6度目の防衛に成功)




 バックステ-ジで岡は、「組めたことですら夢が叶ったようなものなんですけど…ベルトを獲るまでがやっぱ夢だったので。そこで自分が負けてしまって…この1ヶ月間の練習が足りてなかったなって思います」と悔し涙。桃野は「もちろんベルト獲れなかったことは悔しいけど、橋本千紘と優宇を相手にあの試合内容は、もう岡優里佳はここから落ちることはないでしょう! ずっとこのタッグを思い続けてくれて(マーベラスの)道場にまで来てね、一緒に練習して行動して…すごいよ! 美桜はこの期間、すごい岡優里佳に心を動かされ続けました。橋本千紘は美桜にとってもすごい大事なプロレスラーで、橋本千紘の後輩だけど、桃野美桜がまだまだ岡優里佳の前で背中を見せ続けられたらなと思います。これが最後じゃないし! またやるよね!?」タッグ継続を呼びかけると、岡は「はい!もう絶対獲ります!」と言い切った。

 



『センダイガールズプロレスリング・新宿FACE大会』
◆2024年2月11日(日)東京・新宿FACE(18:00)
観衆未発表


▼10分1本勝負
 ●YUNA(4分11秒/ヒザ十字固め→ギブアップ)鈴木ユラ○
▼15分1本勝負
 松本浩代&●Chi Chi(10分8秒/Golden Piece→エビ固め)プロミス・ブラクストン○&ジジ・レイ
▼15分1本勝負
 ○DASH・チサコ(9分19秒/ホルモン・スプラッシュ→片エビ固め)高瀬みゆき●
▼15分1本勝負
 ●愛海&水波綾(13分24秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)VENY○&安納サオリ
▼20分1本勝負
 ○岩田美香(11分41秒/蹴撃乱舞→片エビ固め)ZONES●
▼センダイガールズワールドタッグ選手権試合・30分1本勝負
 橋本千紘&優宇(20分54秒/バズ・ソイヤー→片エビ固め)岡優里佳●&桃野美桜
※第16代王者組が5度目の防衛に成功。