JTOガールズによる王子大会。練習生・五十鈴(いすず)は直訴が実り、稲葉ともかを相手に5分間のエキシビションマッチ。刀を振り下ろすようなチョップからスリーパーで絞め上げるなど見せ場を作った。

 

 



 マスクウーマン・みず葉は神姫楽ミサを相手にデビュー戦。ソフトボールの経験を生かし、バットをフルスイングする形で放つバッティングハンマーから足を極めにいくが、ミサはランニング・セントーンから抱え込み式の逆エビ固めで勝利する。

 



 rhythmは慶應プロレス(学生プロレス)所属の無村架純を迎え撃つシングル戦。プロのリングでの試合は初めてとなる無村はコルバタやドロップキックなど持てる技をぶつけていくとラ・マヒストラル。しかし最後はグラウンドに持ち込んだrhythmがギブアップを奪った。柳川澄樺はアルマリブレの緑野アミサを相手にバックスピンキックから0101(リバースセントー)につないで快勝。

 

 


 セミファイナルはガールズトーナメント準決勝の稲葉ともかvs山縣優。3カウントフォールのないJTOルールで両者ダウンを繰り返す激戦は、ともかが一撃必殺ともか蹴りから稲葉落とし、最後はキャメルクラッチの体勢から首を極めて勝利し決勝戦にコマを進める。

 



 メインイベントは同じくトーナメント準決勝のAoivs稲葉あずさ。序盤から執拗な腕攻めで優位に進めるAoiは、コーナー最上段に腰を下ろしてのドラゴンスリーパーへ。しかしこれをすり抜けたあずさはハイキックを一閃して形勢を逆転。アネゴエでコーナーポストに串刺しにすると、バックドロップから最後は足を極めてAoiから初勝利を上げてみせた。

 



 あずさの念願が叶い、3・1後楽園でのトーナメント決勝戦は稲葉ともかvs稲葉あずさの1年ぶりとなる姉妹対決に決定。一方、稲葉姉妹からシングルで連敗したAoiはウナギ・サヤカとの対戦を希望。後楽園でウナギの持つJTOガールズ選手権(※通常ルール)に挑戦することになった。

 



『JTOガールズトーナメント2024準決勝』
◆2024年2月4日(日)東京・BASEMENT MONSTAR王子(15:00)
観衆60人


▼第0試合 エキシビションマッチ・5分間
 稲葉ともか(1-0)練習生・五十鈴
▼みず葉デビュー戦・30分1本勝負
 ○神姫楽ミサ(10分13秒/ミサトンクラブ→ギブアップ)みず葉●
▼スペシャルシングルマッチ・30分1本勝負
 ○rhythm(9分3秒/rhythm cross→ギブアップ)無村架純●
▼30分1本勝負
 ○柳川澄樺(7分29秒/0101→片エビ固め)緑野アミサ●
▼JTOガールズトーナメント2024準決勝・30分1本勝負
 ○稲葉ともか(15分22秒/首極ともか極め→ギブアップ)山縣優●
※JTOルール
▼JTOガールズトーナメント2024準決勝・30分1本勝負
 ●Aoi(14分49秒/稲葉あずさの足絞→ギブアップ)稲葉あずさ○
※JTOルール