シードリングの2024年初戦で、『リトベリ』笹村あやめ&海樹リコの返上により空位とBTSなったタッグ王座を争う8チームによるトーナメントが開幕。Aブロック1回戦のVENY&雪妃真矢vs松本浩代&神姫楽ミサは、劣勢となる場面が多かったミサだが終盤に意地を見せてミサボムを決めたところでタイムアップ。規定によりくじ引きで勝敗を決することとなり、「○」を引いたVENY&雪妃がメインイベントで行なわれる準決勝へコマを進める。

 

 

 



 もう1つのAブロック1回戦はSareee&中島安里紗vs夏すみれ&高瀬みゆき。4人が入り乱れる中、トップロープ越しで絞められた中島が崩れ落ちるように場外でダウン。以降はSareeeが1人で闘い続け、2人を相手に裏投げを連発して夏を仕留めてみせるが、戦線復帰が叶わなかった中島は担架に乗せられて退場し、救急搬送された。

 



 休憩時間を挟んでの第3試合は、2・13新宿で行なわれるBブロックにエントリーされている2チームがシングル対決。ラ・ピディータはカ・ケディータとの丸め込みの応酬を制して12・28後楽園での借りを返すことに成功。

 



 真琴と野崎渚はWNC時代以来となるシングルでの同期対決。序盤から向かい合ってのブレイジングチョップの応酬で火花を散らすと、真琴がデスバレーボムを決めたところで10分時間切れのゴング。試合後は握手を交わし、トーナメント優勝を誓った。

 



 中島が戦線離脱となり協議の結果、試合に敗れた夏&高瀬が勝ち進むことがアナウンスされ、メインイベントのAブロック準決勝はVENY&雪妃真矢vs夏すみれ&高瀬みゆき。先ほどのダメージが大きく入場時から足元がおぼつかない夏は、ラスエゴ入りした雪妃に対し「ヌードリングよりも楽しそうにやりやがって!」と恨み節。それでも意地の反撃を繰り出していくが、VENYがみちのくドライバーⅡからのムーンサルトプレスで夏を仕留め、決勝戦進出を決めてみせた。

 

 

 勝利したVENY&雪妃はラスエゴ同士の決勝戦を希望し、真琴&野崎にエール。Sareeeは中島の復帰後にタッグ王座へ挑戦することを宣言する。最後は雪妃の音頭によりラスエゴの4人が「d」のジャンプで大会を締めた。

 



※シードリングより中島の容態について「検査の結果、脳などに出血、骨折などは認められず、軽微な頸髄損傷の疑い」と発表された。

『SEAdLINNNG~SHINKIBA SERIES 2024 Vol.1~』
◆2024年1月11日(木)東京・新木場1st RING(18:45)
観衆160人


▼BEYOND THE SEA第13代タッグ王者決定トーナメント Aブロック1回戦・15分1本勝負
 △VENY&雪妃真矢(時間切れ引き分け)松本浩代&神姫楽ミサ△
※トーナメント規定により、クジ引きで「〇」を引いたVENY&雪妃が準決勝進出。
▼同トーナメント Aブロック1回戦・15分1本勝負
 ○Sareee&中島安里紗(11分51秒/片エビ固め)夏すみれ●&高瀬みゆき
※中島安里紗が試合中に戦闘不能となり救急搬送。協議の結果、夏&高瀬が準決勝進出。
▼10分1本勝負
 ○ラ・ピディータ(6分55秒/120% escuela niño)カ・ケディータ●
▼10分1本勝負
 △真琴(時間切れ引き分け)野崎渚△
▼同トーナメント Aブロック準決勝・20分1本勝負
 ○VENY&雪妃真矢(10分13秒/ムーンサルトプレス→体固め)夏すみれ●&高瀬みゆき