長与千種と彩羽匠が海外遠征による不在のため中止が検討されながらも、桃野美桜が名乗りを上げて3回目のプロデュース興行として開催。チャッキーに扮した桃野がオープニングであいさつを務め、大会の幕を開けた。

 



 第1試合の『黄色軍団』宝山愛&永島千佳世と米山香織&優宇のタッグマッチでは、米山&優宇も黄色に合わせたコスプレで登場。試合中に英語を使ったらパートナーも一緒にロープワークを1往復しなくてはいけないという特別ルールで、「OK」や「フォール!」など各選手がつい口走ってしまい4人がひたすら走らされる中、米山が宝山を丸め込んで決着。

 



 井坂レオ・青木いつ希・笹村あやめの3WAYマッチは、桃野美桜の好きなところを言ってからでないとフォールカウントが認められない特別ルール。青木と笹村は自分から進んでマットに横たわり、桃野の好きなところを連続して言わされる状況になった井坂は照れ笑い。青木と笹村は2人がかりで井坂を押さえ込むと、「美桜さんのプロレスが大好き~っ!!」と叫んで勝利を上げる。

 



 セミファイナルには東京ではあまり見ることのできない『名無し』が新木場に初登場。迎え撃つ渡辺智子は桃野による白塗りメイクで対抗する。場内を縦横無尽に徘徊し、血を吹き上げるなど会場を恐怖に陥れた名無しは、顔と顔を密着させる鎌固めでギブアップ勝ち。

 



 メインイベントでは『マブダチ♡厨2病卍卍』(マブダチ・チュウニビョウ・オラオラ)が5年ぶりにマーベラスで実現。桃野と弓李は4月のアイスリボン川口大会以来半年ぶりのタッグ結成となり、タッグ王座を狙う『マゼンタ』Maria&川畑梨瑚と激突した。明るく楽しいファイトで躍動するマブダチにマゼンタも好連係で渡り合うが、Mariaのビッグブーツの誤爆を誘った桃野は走り込んできたMariaをキューティー・スペシャルで後方へ投げるもカウントは2。Mariaのバックを取った桃野は1度しゃがんでから放つこだわりのジャーマン・スープレックス(※桃野は長与式ジャーマンと命名)で3カウントを奪ってみせた。

 



 エンディングではコスプレで来場してきたファンの中から、選手たちによって選ばれた3人がリング上に招かれて記念撮影が行なわれた。

 



『桃野美桜プロドゥース~ハロウィンはちゃめちゃナイト~』
◆2023年10月26日(木)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆未発表

 

▼ハッピーハロウィン!英語使ったらロープワーク1往復(連帯責任)マッチ・20分1本勝負
 ●宝山愛&永島千佳世(16分56秒/後方回転エビ固め)米山香織○&優宇
▼ドッキドキドウキ みおの好きなところいわないとフォール取れませ~ん 3WAYマッチ・20分1本勝負
 ●井坂レオ(10分30秒/2人で押さえ込む→エビ固め)青木いつ希○、笹村あやめ○
▼This is halloween horror night・20分1本勝負
 ●渡辺智子(7分51秒/鎌固め→ギブアップ)名無し○
▼マブダチ♡厨2病卍卍復活!・20分1本勝負
 ○桃野美桜&弓李(19分11秒/長与式ジャーマン・スープレックス・ホールド)Maria●&川畑梨瑚


▼最前列の購入特典はオリジナルパッケージの桃の缶詰。