旗揚げ7周年記念の後楽園ホール大会。第1試合では宝山愛がAoiとの同期対決に臨み、AOIを決めさせなかった宝山がラ・マヒストラルで3カウント。シングル初勝利に喜びを爆発させると、バックステージでは次の目標としてPOPのベルト(※PURE-Jが管理運営、キャリア4年以内の若手選手によって争われる王座)を口にした。

 



 第3試合は渡辺智子&伊藤薫vs雪妃真矢&青木いつ希。ともに“意思の疎通ができない”という共通点を持つ両チームの闘いは、渡辺が青木を仕留めレジェンドの凄みを見せつける。

 

 



 『マゼンタ』Maria&川畑梨瑚はディアナのジャガー横田&井上京子という大御所に挑戦するも、京子がナイアガラドライバーで貫録の勝利。前回の新木場大会において、長与千種が「ジャガー&京子を相手に爪跡を残せたらマゼンタの2人を旅行に連れて行く」というやり取りがあり、試合後のマイクでその話題に。ジャガーは長与や京子のように団体を持っていないことから、自分が旅費を出すと宣言し大きな歓声を集めるが、国内旅行ではなく韓国へのコスメ旅行で値が張ることを告げられると顔色が変わり、会場が笑いに包まれた。

 



 セミファイナルでは彩羽匠とウナギ・サヤカが一騎打ち。変形ドライバー『大儀であった』を決めるなど気迫で食らいつくウナギだったが、最後は彩羽がランニング・スリーで3カウント。試合後は握手こそ交わさなかったものの、わかり合えたようなムードに。すると、花道から尾崎魔弓が現れてリングイン。彩羽を襲撃して流血に追い込んだ尾崎は、6月のOZアカデミー・新宿FACE大会でマーベラスとの開戦を宣言する。尾崎が帰ると、長与は彩羽のパートナーとして桃野を指名した。

 

 

 



 メインイベントは永島千佳世の持つAAAWシングル王座に桃野美桜が挑戦。GAEA JAPANとマーベラスの1期生対決はまたしてもベストバウトとなり、ジャーマン・スープレックスからのJKボムで桃野がフォール勝ち。ついにマーベラスの頂点に立った桃野は、「本日よりシングルのチャンピオンとして、マーベラスの顔として進んでいきたいと思います」と宣言した。

 



『Marvelous7周年記念大会』
◆2023年5月3日(水・祝)東京・後楽園ホール(11:30)
観衆未発表


▼~To the future?~・15分1本勝負
 ○宝山愛(7分5秒/ラ・マヒストラル)Aoi●
▼~The Boys~・20分1本勝負
 井坂レオ&北村彰基&James Thorne(12分6秒/フランケンシュタイナー)馬場拓海&アストロ&星野良●
▼~dangerous power~・15分1本勝負
 ○渡辺智子&伊藤薫(11分55秒/GO TO HEAVEN→エビ固め)青木いつ希●&雪妃真矢
▼~challenge~・20分1本勝負
 ●Maria&川畑梨瑚(15分40秒/ナイアガラドライバー→体固め)ジャガー横田&井上京子○
▼~下剋上~・20分1本勝負
 ○彩羽匠(15分9秒/ランニングスリー→エビ固め)ウナギ・サヤカ●
▼AAAWシングル選手権試合・30分1本勝負
 ●永島千佳世(26分6秒/JKボム)桃野美桜○
※永島が3度目の防衛に失敗、桃野が第17代王者となる。