4ヶ月ぶりのマーベラス千葉大会。第2試合の彩羽匠・ハイビスカスみぃ・優宇による3WAYマッチでは序盤から彩羽と優宇の闘いに混ぜてもらえないみぃだったが、彩羽の丸め込みを切り返して3カウント。AAAW2冠王となったばかりの彩羽だが、まさかの敗戦に呆然とする。

 



 宝山愛は川畑梨瑚を相手にがむしゃらなエルボーの連打や足関節を極めるなど食らいつくが、ハイキックからのジャーマン・スープレックスで川畑が快勝。青木いつ希に挑んだMariaはその場跳びで打点の高いドロップキックからクロス・スネイクで叩きつけるも、カウンターの塵輪で丸め込まれて決着。試合後は青木の差し出した手を握り返して抱擁を交わした。

 

 



 メインイベントは桃野美桜&門倉凛vs渡辺智子&永島千佳世という千葉県出身の4選手によるタッグ対決。初の地元凱旋試合にひときわ気合いの入る桃野だったが、コスチュームの下を持ってくるのを忘れてしまうハプニングが発生。彩羽と門倉から借りた物を履いての登場に試合前から会場の笑いを誘ってしまう。

 



 永島をJKボムから押さえ込んだ桃野だったが渡辺が救出。スリリングな丸め込みの応酬から永島が門倉のミサイルキックの誤爆を誘うと、渡辺が桃野にラリアットを叩き込む。渡辺のスクリュードライバーからダイビング・フットスタンプを突き刺した永島が、最後はフィッシャーマン・バスターで粘る桃野を仕留めた。




 試合後にマイクを持った桃野は「今日対戦した2人、智子さんは50歳で永島さんは46歳なんですよ。ママやパパよりも年上の人たち、頑張ってますよね!?」と会場のファンに呼びかけると、観戦に訪れた両親について「カッコイイ姿は見せられなかったけど、こうしてリングで自分の好きなことをひたすらに追いかけてる姿を、負けてしまったけど見せれて良かったです」。続いて10月のアメリカ・サンフランシスコでの試合に向けて「海外侵略スタートということで頑張りたいと思います」と意気込みをアピールする。また、次回の千葉大会は来年2月12日、桃野のデビュー記念日の前日に開催されることが発表された。

 



『桃野美桜 復帰後初凱旋!! in千葉』
◆2022年9月23日(金・祝)TKPガーデンシティ千葉(13:00)
観衆未発表


▼15分1本勝負
 ●井坂レオ(9分48秒/レッドラム→片エビ固め)一〔はじめ〕○
▼3WAYマッチ・20分1本勝負
 ●彩羽匠(12分24秒/丸め込みを切り返す→片エビ固め)ハイビスカスみぃ○
※もう1人は優宇
▼15分1本勝負
 ●宝山愛(9分45秒/ジャーマン・スープレックス・ホールド)川畑梨瑚○
▼15分1本勝負
 ●Maria(12分43秒/塵輪)青木いつ希○
▼20分1本勝負
 ●桃野美桜&門倉凛(16分11秒/フィッシャーマン・バスター→エビ固め)渡辺智子&永島千佳世○