信州ガールズが1年ぶりの開催となるビッグマッチで、豪華ゲストを招いてのガールズプロレス5試合と所属メンバーによるパフォーマンスをラインナップ。しかし第1試合に出場予定の「りん」が練習中に指を剥離骨折、レフェリーとして参加予定だった日向小陽が体調不良、出演者の楯真由子が新型コロナウイルス陽性と診断されて欠場に。また、大会当日に梅咲遥のコロナ陽性による欠場が発表されるなど、たび重なるカード変更を余儀なくされた。

 

 



 3組のオープニングアクトに続いて、第1試合は信州ガールズのメンバーによるタッグマッチ。第2試合ではLINDAがアイドルユニット『パラレルドリーム』のメンバーだった『まみ』に勝利すると、会場のファンに「お久しぶりです。リングに立つのは2年ぶりになります」とあいさつ。勝利者賞として獲得した温泉の無料チケットについて、LINDA応援シートの購入者30名と物販に来た人に先着でプレゼントするという大盤振る舞い。

 



 後半戦3試合は女子プロレス。松本都は梅咲の欠場により急きょ参戦となったデボラKを相手にみやここクラッチで勝利。セミファイナルは信州ガールズのシングル王者・沙恵とアイスリボンのICE×∞王者・安納サオリによるチャンピオン対決が行なわれ、フロントキックの応酬から安納の絞め技を沙恵が耐え抜いて15分時間切れに。試合後は握手を交わし2人で手を上げる。

 



 メインイベントでは信州ガールズの杏ちゃむが野崎渚と長野県出身タッグを結成し、マーベラスの彩羽匠&宝山愛を迎え撃つタッグ対決。杏ちゃむ&野崎は2人でポーズを決めると、野崎が宝山をコーナーに押し込んでのブレイジングチョップを連打。スムーズな立ち上がりを見せるも、野崎が足を痛めてしまい戦線離脱してしまう。1人で2人を相手に奮闘し、彩羽のゲキに応えて何度も立ち上がる杏ちゃむだったが、最後は彩羽がバズソーキックからのスワントーンボムで3カウントを奪取。彩羽は勝利者賞として獲得した温泉の無料チケットを杏ちゃむに手渡した。

 



 来場したファンに感謝を述べた杏ちゃむは「私は“信州を元気にする”という気持ちとともにプロレスでも元気にしたい。東京でも頑張ってきました。ボロボロになって負けたけど、“もっともっと頑張ろう”っていう気持ちが沸きました。また長野県を元気にするってことをみんなでやっていこうと思うので、これからも信州ガールズをよろしくお願いします」とあいさつ。同所での次回大会は12月17日(土)と発表され、杏ちゃむの音頭による「可愛いだけじゃつまらない、信州ガールズ!!」のかけ声で幕を下ろした。

 



『SHINSYU GIRLS COLLECTION Vol.10』
◆2022年7月16日(土)長野市芸術館アクトスペース(14:00)


▼30分1本勝負
 ●平賀みらい&仲山コマ(14分50秒/押さえ込み→体固め)高坂梓&ゆうか○
▼スペシャルシングルマッチ・15分1本勝負
 ○LINDA(7分2秒/ご褒美→ギブアップ)まみ●
▼スペシャルシングルマッチ・20分1本勝負
 ○松本都(9分13秒/みやここクラッチ)デボラK●
▼スペシャルドリームマッチ・15分1本勝負
 △沙恵(時間切れ引き分け)安納サオリ△
▼スペシャルドリームタッグマッチ・60分1本勝負
 ●杏ちゃむ&野崎渚(15分40秒/スワントーンボム→体固め)彩羽匠○&宝山愛


▼Lisapyon♡&りん



▼歌羽


▼フリーアナウンサーの唐木さやかさんがリングアナに初挑戦


▼白樺舞踊団



▼美月彩花がラウンドガールとして各試合前に登場

 



▼9月に出産予定のSariaがプロレスを引退。10カウントゴングが打ち鳴らされる。