27日(木)19時より水素カフェ「I-cafe」にて『JUST TAP OUT』がファンクラブ会員も観覧可能な公開記者会見を開き、旗揚げ戦となる7・8後楽園ホール大会の全対戦カードを発表。TAKAみちのくは「練習生が何人かいるっていうのを前回の会見で発表したんですが、そのあと練習を積み重ねてきて、道場のほうでプロテストを重ねてきてですね、SNSで一部発表はしてきたんですけど一歩二歩前進して、このたびここにそろっている全選手、合格という形になり旗揚げ戦でデビューすることになりました。今日、本来ならもう1人いたんですけども諸事情で来れないんですけど、ここにいる7名+1、合計8名がJUST TAP OUT所属のプロレスラーとなります」と説明し、各選手が意気込みを語った。


プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT
旗揚げ戦『始』

◆7月8日(月)東京・後楽園ホール(18:30)


▼稲葉ともか(練習生T)&rhythm(リズム/練習生R)デビュー戦
 稲葉ともか&米山香織&ジュリア vs rhythm&日向小陽&安納サオリ


 稲葉「押忍! 稲葉ともかです! イメージカラーは白です。デビュー戦が決まったのが今日初めて知ったので、正直心臓バクバクで嬉しいんですけど…自分は空手を習っていて蹴りが得意なので、この蹴りで相手をバンバン倒していきたいと思います。まだ未熟者の自分が“何を言ってるんだ”って思う方もいると思いますが、自分はいつか鈴木みのる選手と試合がしたいなと思っております。応援よろしくお願い致します」


 rhythm「リズムです。イメージカラーは水色です。自分は日記(LINE@での公式ファンクラブ)でも書いてあるように夢があって、小さな子供たちを勇気づけたいという想いが強いです。ほかの5人に負けないように頑張って輝いていきたいと思います。今後やっていきたい選手が1人いて、朱崇花選手とやっていきたいと思っています。朱崇花選手は16歳でデビューして自分は今17歳で、最も影響を受けた人の1人だと思っています。なので朱崇花選手とこれから試合ができたらいいなと思っています」




▼イーグルマスクデビュー戦
 イーグルマスク vs 佐藤嗣崇


 TAKA「イーグルマスクは会見に参加できてないんですけども、イメージとしては個人的には新日本プロレスでいうライガーさんだったりタイガーマスクにような、チビっ子のヒーロー的存在になってくれたらなという思いを込めたマスクマンです。軽量ですけど体がしっかりしていて、飛んだり跳ねたりいわゆるルチャ系の選手に育ってくれたらいいなと、そんな感じです」


▼新(あらた/練習生A)デビュー戦
 新&黒潮“イケメン”二郎 vs エル・チャンゴ・ハポネス&ヤス・ウラノ

 

 新「7月8日、後楽園ホールでデビューすることになりました『新』(あらた)です。イメージカラーはオレンジです。7月8日はタッグマッチなんで4人いる中で自分が1番目立てるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」




▼TAKAみちのく復帰戦
 TAKAみちのく vs 鈴木みのる


 TAKA「1ヶ月前に足を負傷しましてトレーニングと治療をしてきた中で、この旗揚げ戦に出ないっていうことはあり得ないだろうということで、復帰することにしました。ただ復帰にあたって対戦相手をどうしようかと考えた時に、中途半端なカードは組みたくない。どうせやるならブッ飛んだことしたいなと思って、すぐ頭に浮かんだのが鈴木軍のボスである鈴木みのる選手でした。参戦は快く引き受けてもらってて早い段階で決定してたんですけど、昨日ちょうど新日本プロレスの巡業終わってボスのお店に行って直談判してきました。そこで本人から“やるならぶっつぶす”と、ありがたいお言葉を頂いたので決定しました。20周年ですかね? 前に1回だけシングルをやった時は何もできない状態でボコボコにされて非常に悔しい思いをしたと。“もう2度とやりたくないな”と思ったもんですけど、やはり私もレスラーなのでこのまま引き下がるのもイヤだし、あの頃より自分も成長してると思うし、ケガは完治してないかもしれないですけど、そんなのはリング上がったら関係ないので。ボスも当然あれから何年も経って強くなってるかもしれないですけど、自分も負けないぐらい成長してるので。鈴木みのるにすべてをぶつけて一本取ってやろうと思っております」


▼舞華 vs 雫有希


 TAKA「舞華がケンカを売られて勝手に決まってしまったカードなので、そのへんは舞華に語ってもらおうと思います」
 舞華「大事な大事なデビュー戦で、なんか雫有希さんにケンカ売られちゃったんですけど…」
 (またしても雫が現れる)



 舞華「なんですか?」
 雫「せっかくだから。いっつもしゃべれないじゃん、あなた」
 舞華「あなたがジャマしてこなかったらしゃべれたでしょ? あなたがデビュー戦で私のジャマをしてこなければ、こんなことにはならなかったし。かといって、やっぱあなたには踏み台になってもらわないといけないので、自分の実績、勝ち数を増やすためにあなたが重要なので売られたケンカ買っちゃいましたけど、これで良かったかな? と思います」
 雫「オマエ“眼中にない”って言っといて、次は“必要な人”ってオマエに信念ないのかよ!? オマエ立派なのはさ、男に媚び売る厚化粧と、その髪の毛だけじゃねぇかよ。ちゃんと信念持ってやれよ!」
 舞華「うるさいな」


 (2人がつかみ合い&口論に)
 雫「一貫してるのは男に媚び売る画像加工、それだけは立派ですね」
 舞華「あなたに勝ったらいいんでしょ? あなたをホントにつぶしにかかってあげます。今ここでつぶしてやりますよ」
 雫「私はどんだけ嫌われたっていいんだよ! そんだけの覚悟があんのかよ!?」
 舞華「私にだって覚悟はありますよ。ずっと勝ちたいんですよ、私は。あなたなんかにジャマされたくないんすよ! みんなに迷惑かけてんじゃねぇよ!」
 雫「じゃあ、私に負けたらどうなるんだよ? 辞めるのかプロレスを?」
 舞華「何でもやってやりますよ。髪なんて真っ黒にでもなんでもしてやりますよ。坊主にでもなんでもしてやりますよ」
 雫「髪の毛、懸けんのかよ? 聞きました? 坊主だって。オマエ撤回すんなよ!? オマエの信念、ここまで追いつめなきゃ聞けなかったよ」



 (雫が退席)
 TAKA「負けたらどうすんだよ、坊主だぞ?」
 舞華「負けるわけないんで、あんなヤツに」
 TAKA「本人がそう言ってるんで。髪切りマッチとか、そういうんじゃないですけど…」




▼KANON(カノン/練習生K)デビュー戦
 武蔵龍也 vs KANON


 武蔵「今回KANONのデビュー戦の相手になりました。前回、自分はタカタイチ(5・7後楽園)でデビュー戦をさせてもらった身で、自分がデビュー戦の時に新日本プロレスの海野さんにサイズ、パワーで絶対勝てると思ってたんですけど、技術で負けてしまったことがやっぱり反省点なんですけど、今回は自分が身をもって体感したことをKANONにも感じてくれたらなと思います。第2戦でデビュー戦の相手…正直なとこ“自分でいいのか?”と思う部分もありますが、普段は一緒に練習していい同期としてやってるんですが、試合になるとリングの上では闘いなんで手加減なしでバチバチした試合で、全力で勝ちにいきたいと思います。応援よろしくお願いします」


 KANON「このたび7月8日にデビューが決まりましたKANONです。イメージカラーは緑です。まずは率直にデビューが決まって嬉しい気持ちがあります。この団体に入門してからずっと武蔵龍也はデカくて巧くて自分より体格も優れてて、最初にぶつかった壁だと思ってるので。まずはその壁をしっかり超えてデビューできればなと思います。自分は今体重がちょうど90kgなんですけど、超ヘビー級な選手ともバチバチぶつかり合えるような無差別級な選手になっていきたいと思ってますので、万全の状態で臨みたいと思います。応援よろしくお願いします」


 TAKA「ほぼ新人中心の大会で、正直後楽園ホールでやること自体が無謀だと言われてますけども、あえて。前回の会見でも言いましたけれども、後楽園ホールにこだわりたいという。今年7月、9月、11月はすべて後楽園ホールの大会で。来年以降も後楽園中心でやっていこうと…そこから下に下がらないように。プロフェッショナルレスリングの名に恥じないプロフェッショナルな闘いができる選手を育てていきたいな思います。まずはこの旗揚げ戦で、そういうものが見せれる選手がそろったんじゃないかなと思います。名のあるゲスト選手が多数参戦するんで負けないように、埋もれないように。ここにいる選手が活躍できるような大会にしたいなと思います」





 ━━6人タッグマッチでのデビュー戦となるが、ほかの4人の中で特に意識する選手は?
 稲葉「自分は安納サオリさんを倒したいなと思っていて…プロレス界でもけっこう上のほうにいる方だと思うので、倒したいなと思いました」
 rhythm「自分はほかの4人の選手よりも、稲葉ともか選手を倒したいと思っています。やっぱり同期としてずっと一緒にいたのもありますけど、まぁ歳も近いのもありましてずっとライバル視していた存在でもあるので。デビュー戦で稲葉ともかさんからフォールを獲りたいと思っています」


 ━━前回の会見から、練習生たちの顔つきが変わったように見えるが?
 TAKA「わずか2ヶ月も経ってないんですかね? 非常に濃い2ヶ月を過ごしてきたと思うんで、我々まだ道場がありません。よその団体さんの道場を借りて毎日練習もできないし、週4回道場の練習をしかも限られた時間しかできない中で、すごく中身のある濃いトレーニングを積めたと思います。怒ることもよくありました。ホメることなんてほとんどなかったですけど、その中で徐々に自信をつけてきたんだなっていうのは肌で感じてきたんで。まだ足りない部分はたくさんありますけども自分の中でギリギリ、デビューラインに到達したかなと思って。今回みんなデビューにこぎ着けたかなと。やってみなきゃわからないことなんですけど、本番に強いヤツ、弱いヤツ。すごくできる人間でも実戦に弱い人間っているんです。逆に“コイツちょっとな”と思ってる人間が本番に強かったりして…こればっかりはやってみなきゃわからないんで。ただ、最低限のプロフェッショナルとしての技術を見せてくれると自分は信じてるので。選ばれし7名だと思ってます。そこに期待してます」


 稲葉「プロテストで不合格になってしまった時に、悔しくて涙が止まらなかったです。気持ちだけはホントに負ける気はないんで、勝ちにいきます」
 rhythm「自分は現役の女子高校生ということで学校との両立が大変で、正直旗揚げ戦に間に合うと思っていませんでした。でもデビューするからには夢である“子供たちに勇気を届ける”っていうのを意識して、勇気を届けるには強くなきゃいけないと思うので1番輝いて1番強い選手になっていきたいと思っています」


 ━━互いを上回ってる部分は?
 rhythm「身長ですかね? あとは頭、顔も負けてないです。マスクでわかんないですけど(笑)」
 稲葉「リズムちゃんも気持ちが強いんですけど、やっぱり自分のほうが強いかなとは思います。頭では負けちゃってますけど…技術とか蹴りとか、そのほかは勝ってるんじゃないかなって思います!」
 ━━リングネームの由来は?
 「メチャクチャ音痴なんですよ(笑)」


▼会見終了後は訪れたファンクラブ会員に向けてTシャツの即売会。団体ロゴTシャツはこの日限り1枚1000円の大特価。選手個人のTシャツには各選手が初めてのサインを入れた。