どうもどうも、誠にご無沙汰をいたしました。といって、いまだ八ヶ岳南麓高原にあたります山梨県北杜市小淵沢のアパートに滞在しておりまして、東京の自宅とは比べ物にならない朝晩の涼しさに浸っておるところでございます。まあ、さすがに日中の日差しはじりじりと厳しいものがありますけれど、木陰に入れば涼やかな風が吹いてくるという具合。無理なく生きていける気候とはいえそうです(冬はともかくも)。

 

山の日がらみの連休には引き継いだアパートの元の住人がやってきていて、車という足があったものですから(台風の来る前に)あちこちへと日々出かけていたのですな。いささか忙しないほどに(笑)。で、そのうちのひとつがこちらでございます。

 

 

場所は北杜市の明野町でして、丘の上には以前訪ねた「ハイジの村」が広がっておるというあたり。一面に黄色い花が咲き競うようすは、予て「明野のひまわり畑」としてよく知られるところなのですなあ。今では「北杜市明野サンフラワーフェス2023」てなふうに旬のイベントとなっているとは。

 

 

だいたい明野町といいますと、ひまわり以前に「日照時間が日本一長い」ことでも知られますな。ひまわり畑はその恩恵であるか?とも思うところながら、真夏のこの時期(都会よりは空気冷涼とはいえ)には「それはそれで大変だろうなあ」とも。

 

 

ところで全く今さらながらですけれど、夏の花ひまわりで思い浮かぶイメージはすっくと一本立ちして巨大な花を咲かせるものとしてあるところながら、その実、ひまわりにもいろいろと種類があるのであるのでしたか。考えてみれば、ゴッホ描くところのひまわりはそも先のイメージと合致していないですしね。

 

今年(2023年)の明野サンフラワーフェスは7月22日から8月20日までとひと月に及ぶわけで、その種類の違いも利用してか(もしかして単に種まき時期をずらしているとか?)、区画によって開花時期が異なっているようでありますね。

 

 

奥の黄色いところは真っ盛りで、手前の緑色はこれから開花が進むということのようですな。ちなみに、背景に見えている山頂が雲に隠されてた山並みは南アルプスでして、とにかく開けて見晴らしのよい場所なのですなあ。されど遠景ばかりではなんですので、近寄ってもみるといたしましょう。

 

 

 

と、やっぱりこれ、種類が違いますですよねえ。種になる部分の大きさが異なっていますものね。とはいえ、いずれもひまわりでこれを「向日葵」と書くことから、お日様に向かって咲くものとばかり思い込んでおりましたが、どうやらそうとばかりも言えんようで。後になって「実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけ」というWikipediaの記載を発見したのでありますよ。

 

ところでところで、これだけたくさんの花が咲いておりますと、近づいて「はい、ポーズ!」などと写真撮影に勤しむ人々が多いわけですが、近くに寄ってみて分かるのは思いのほか?虫が多いということですかね。結構、ハチもぶんぶん飛んでいたりして。

 

 

ということで、もうしばらく続く明野のサンフラワーフェスですけれど、台風7号の接近にひまわりたちは健気に立ち向かうのでありましょうか。まあ、コースからして山梨への影響は大きくないかもですが、今まさに台風の大きな影響を受けている方々がおいでかと思えば、お気楽なことばかり言ってはおられませんですねえ。大きな被害など出ませんようにと、祈るばかりでありますよ。