唐突ながら今日(3/26)は「プルーンの日」だそうですなあ。といっても3月限定ということではなくして、毎月26日が「プルーンの日」なのだとか。なんでも、「26」=「プル(-ン)」と読めるではないかということらしいのですが、読めんよなあと(笑)。ともあれ、栄養豊富で美容健康にいいとされて、一定需要はあるものの、あまり広がりを見せている気配もない。業界団体としては、毎月にも「プルーンの日」とやらを設けて、宣伝躍起というところでしょうかね。

 

美容健康のために食べてるものは?

 

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ということで、美容と健康を意識しておられる方はプルーンを積極的に摂取していたりもするかもですが、これがどうも全世界シェアのおよそ四割ほどをアメリカが握っておるとなりますと、日本へやってくるプルーンも多くはアメリカ産ということになろうかと。まあ、「アメリカ産」というだけで十把一絡げに「問題なし?」と疑問符を付けてしまうのは、アメリカの農家の方々に申し訳ないとは思うものの、あれこれドキュメンタリー映画で見るアメリカの農業(だけではなくして食品関係の業界もですが)のありようには、ついつい「う~む」と眉間にしわ状態にもなるところなのですね。

 

だもんですから(と、プルーンの話から逸れていきますが)、近所のスーパーで食料品を買うときには何くれとなく「食品表示ラベル」を眺めたりするわけでして、産地がどことか、遺伝子組み換えでないとかどうとか、そういったことに些かの目配りをしたりもするという。もっとも素人判断ですから、それが正しく食の安全を確保するものとまで言えたものではありませんですが、わずかながらも口する際の安堵感には繋がってはきていると、個人的には思っておりますよ。

 

ところで、その食品表示、今さらながら新聞の特集記事で気付かされたことには、この2023年4月1日から遺伝子組み換えに関する表示のありようが変更されるそうなのですなあ。記事タイトルに曰く「分かりにくい、選べない食品表示」とは、例によってなかなかに尖っている東京新聞です(笑)。ただ、記事を読んでみると、これまでにもあった「遺伝子組み換えでない」という表示が厳格化されるという面もあるようですな。

 

つまり、これまでの「遺伝子組み換えでない」という表示は「遺伝子組み換え作物の意図せざる混入が5%以下である場合」に限り可能とされてきたところを、4月以降は「遺伝子組み換え作物の混入が一切ない(不検出の)場合のみ」となりまして、従来どおりの「5%以下」の方には「分別生産流通管理済み」となるのであると。

 

で、記事が嚙みついているのは、新しい表示である「分別生産流通管理済み」ってのが分かりにくいのではないか、「いったいこれは何?」というところから来ているような。記事では「分別生産流通管理の仕組み」についても解説されていましたですが、一般消費者にとって分かりにくいとは確かに言えそうな一方で、消費者の側としても(食の安全といったあたりを気にする向きならばなおのこと)漫然としているのでなくして、情報に向き合う積極性を持っておかねばいけんのだなということも言えましょうかね。

 

いわゆる「食の安全」に対する考え方には個人差があるわけで、およそスーパーなどの売り場に出ているものなら気にせず買っていかれる方もいれば、そうでない方もいる。そうでない方にもそれぞれの厳格さのものさしは違ったものがあるいった具合であろうかと。

 

まあ、遺伝子組み換え食品がどれほど人体に影響があるのか、これははっきりと実証されたわけではないでしょうからと気にしない方もいますし、実証されていない=安全という確証ではないと思えば、控えるということになりましょう。ただ、往々にして新しい技術頼みのものは生産効率が良い(まあ、そのための技術でしょうけれど)、つまりは安いということになって、消費者にとって「安い」はかなり肝心な点ではありましょう。

 

それでも、安く便利に使ってきたものが時を経て、実は思わぬが害を及ぼすことに気付かされる例は山ほどありますから、その時点で「実証されていない」というのは、かなり眉唾なものでもあるかなと、これまた個人的には思っているところでありますよ。まあ、そんなところから、自分としては新表示を見かけたら、(より厳格化された結果として)「遺伝子組み換えでない」と表示されたものを選ぶでしょうなあ。はて、皆さんはどうされましょうか…。