…ということで、何かしらの不具合でもって雲隠れ?してしまったUSBメモリ格納のデータの数々を復活させるべく、昨日はソフトウェアを入手し、IT弱者になりかかっているところで四苦八苦しながら対処を試みたのですな。結果、もはや認識されずに表示もされなくなったフォルダ、ファイルがざくざくと復元されてきたのでありますよ。
PCやタブレット、スマホや携帯などでも同様なのでしょうけれど、こうしたものを廃棄するときにはきっちりデータを消去して…と言われる所以を知ったような次第。削除したデータも、実は雲隠れしているだけで掘り出すことが可能ともなりますと、なんだかゴミ袋をあさられてしまうような、あまりいい気にはしないものですのでね。
ともあれざくざくとデータが復元?されたのはいいとして、今回のケースは単に「ゴミ箱へ削除した」というのとは状況が異なって(より悪い状況で)不具合があったのでしょうなあ、結局のところ復元されたというデータ(そのほとんどは画像データですが)は全く開けない。こうなりますと結局のところ、復元データもまた箪笥の肥やし(PCの容量を食うばかり)にしかなりませんので、やっぱり削除することになろうかと。なまじそのまま持っているのも未練なだけですしねえ。
と、そんな状況に陥ってつらつら思い巡らしたところとしまして、例えばどこかしらで撮ってきた写真なども画像データとして溜まっていくばかり。確かにかつてフィルム・カメラで撮った写真はアルバムに張りこんだりして、これも溜まっていく一方だったわけで、それに比べると格納場所がクラウドだったりHDDだったりと、自宅の中でほとんど場所をとることがありませんですね。それだけに溜まっていくばかりになりやすいわけです。
で、その溜まったものをどれほど見返すか、はたまた再び利用することがあるかといえば、実のところ、ほとんど無いでしょうなあ。にも拘わらず単に「捨てられない」というだけでも持ち続けてきたように思い至ったものなのでありますよ。
今回のケースは、旅先で撮った写真の数々が失われた…という残念さというか惜しい気持ちというか、そんなものがないではないですが、仕事上の重要書類が一瞬にして飛んだ!といった事態ではありませんので、影響は極めて個人的なレベル。まして大災害で何もかも(それこそ家族や家ごと)失ってしまったという方々がおられると思えば、まあ、蚊に刺されたようなものでもありましょうかね。
てなことを言いながら、失われたものに対する未練たらたらの愚痴ばかりになってますが(笑)、とにもかくにもそんな状況は状況として心穏やかに受け止めて、明日からはまた旧に復した何かしらを書き綴っていくことといたしましょう。さてと、心持ちの復元は整ったということで。