これまでも時折ですが畑仕事手伝いの求めに応じて出向いておりますが、

久しぶりに訪ねた農園はもはや夏野菜の収穫時期となっておりましたなあ。

束の間、野菜ギャラリーをご覧くださいまし。

 

 

この時期、キュウリもナスも生育がよろしいようで、特にキュウリはもう少しなどと欲張って

2~3日放ってもおこうものなら、すっかりへちまのようになってしまうとは、前にも申しましたですな。

 

トマトやミニトマトはもう一息で赤くなりそうですが、左側一番下のレタスの仲間たち。

これも若い葉をちょこちょこ摘んで、その日のうちにサラダで食すというのがよろしいところながら、

よいと目を離すのサニーレタスは森のようになってしまい、ロメインレタスはそそり立つ塔状態に。

どっさりサラダがいただけそうです(笑)。

 

 

トウモロコシは例によって、ヤングコーンを惜しみなく摘んでいった結果、

大きなのがしっかり仕上がりつつあります。この日の作業としては、

これがカラスなどにつつかれてしまわないようネットを掛けておき、

ほどなく採れたてトウモロコシとしていただくわけですな。

 

 

一方、次の作業に向けて新しい畝を作るために、ほじくり返すのが楽しみになっていたジャガイモを

このタイミングで一気に掘り起こしますと、出てくる出てくる!

ジャガイモ料理も(うんざりするほど)たあんと出来そうな気配ですなあ。

 

とまあ、かようにおよそ三密となることのないであろう農園では、

コロナ騒ぎとは全く関わりなく黙々と野菜たちが実りの時を迎えているのでありますよ。

 

植物に新型コロナウイルスは関係無いと言えばそれまでながら、

植物は植物で身近なところに病気やら天敵やらうじゃうじゃしているはずでありましょう。

 

そうしたことを全く動ずることもない植物の健気さと言いますか、

以前にも「植物は動けないのではなくして動かない」てなことを書きましたですが、

あくせくと動き回らずにはおれない動物、特に昨今の騒ぎに右往左往のヒトという動物を考えると、

ついつい動けることをもって優位性あるかのように考えるのが、それぞれの個性を忘れた思い込みと

気付かされたりするところでもありましょう。

 

折しも今日から東京都は緊急事態宣言から蔓延防止等重点措置とやらに移行しましたけれど、

桧原村と奥多摩町を除いた東京都全域を対象に不要不急の外出自粛要請は続く…となれば

何も変わっておりませんな。

 

外食で酒が飲めるようになるではないかと言っても、2人まで90分間、19時までのオーダーはOKとか。

これまで1年以上ものコロナ学習で、飲食店や酒自体が悪いわけでもありませんし、

時間の長い短い、夜遅いかどうか、そして人数が何人かという点はリスクの大きさに関わるも

それ自体が問題ではないと分かっているはずなのに…。

 

結局のところ、ヒトの体からウイルスが飛散するかもしれない、

それ自体への注意喚起をはっきりせずに隔靴掻痒なことばかりしているから

コンビニで買った酒を外で飲んで騒ぎ、コロナのリスクだけでなくゴミまでまき散らすような事態が生じたり…。

 

おっと、すっかり畑の話でなくなってきてますが、畑の元気な野菜を目の当たりにして、

美空ひばりの「愛燦々」ではありませんが、「ひとはかなしい かなしいものですね…」と。いやはや。