明けましておめでとうございます。
2021年初めての顔出しがいささか遅くなりましたですが、今年もよろしくお願いいたします。
しかしまあ、特段どこへ出かけるでもなく、また何をするでなく、まったりと正月を迎えたとも、
ぼんやりしていただけとも言えるわけですが、 はてさて今年はどの程度身動きできるような年になりましょうか。
ぼんやりの中で見ていた映画のひとつに「ウィークエンドはパリで」というものがありまして、
老年を迎えたイギリス人夫婦が結婚記念日に思い切って?パリへと出かけていくのですな。
滞在中に、その行動のありようも含めて、妻メグ(リンゼイ・ダンカン)は夫ニック(ジム・ブロードベント)に
大いなる不満を感じる…というより、おそらくは普段から鬱々とするところはあったものが
旅先で噴出しかけると言ったところでしょうか。
旅先ながらふとニックの旧知であるモーガン(ジェフ・ゴールドブラム)に出くわし、パーティーに誘われる。
その、夫同席であるところで(目の前でではありませんが)フランス的にはあるべくしてあることなのか、
メグは別の店に席を移して…などとお誘いを受けたりもするのですなあ。
あわや夫婦の危機か?!てなシチュエーションながら、結果的にはなんとなく収まるわけでして、
お話としては、まあ、こんなものかなと思うところなのですけれど、
必ずしもツーリスト然とした観光場所を巡っているわけではないメグとニック、
映し出されるのはさりげなくもパリの街角のあちらこちら、実はそれがなんとも絵になると言いますか。
パリに入れ込む人々がいるのも分かる気がするのでありますよ。
と、かような景観を目にしますと、久しぶりにパリにも行ってみたいものだなと思ったりしますね。
なにしろ出かけたのは30年以上も前になりますので。
されど、それがままならない現実にある今日この頃でもあるとは言わずもがな。
巣ごもりだなんだと言われた2020年、自宅に籠ってできることのあれこれが持てはやされ、
ジグソーパズルやらボードゲームなども復活流行したことなども伝わってきましたけれど、
すでに2020年4月27日段階で、日経MJ(日経産業新聞)には「そうだ妄想旅行、行こう」てな記事も。
(おっと、まだ去年の新聞記事の振り返りをしてしまいました…)
ですが、古くからお付き合いくださっている方はもしかしたらご記憶かもしれませんが、
かつての古いブログではすでに十数年前にも空想旅行プランを捻っていたりしていた者としては、
今さらは言われるまでもなく…と思ったりもするところながら、このままどこへとも行きにくい状況が続くなれば
頼りはそんな思い巡らし旅行ということになるのかも。
手始めにはパリの滞在型旅行の中身でもプランニングでも。
いやいや、いざ出かけられるとなった場合の候補地は他にも数多あるわけで…と、
身悶えして過ごす正月休みなのでありましたよ(笑)。