…ということで、房総に行ってまいりました。

今回「なぜ房総?」という点ではわりとはっきりした意図もあったのでして、

 それは多少なりともの散財が現地の復興に貢献できることもあろうかということだったのですね。

 

昨2019年9月、台風15号で送電線の倒壊などで停電が続き、

 そこへもってきて台風19号の大雨がダメを押した形となった千葉県。

 あれから4カ月ほど経過する中では復興もだいぶ進んだろうとは思うところながら、

 このほど巡った中で見かけたのは家の屋根を覆うブルーシートでありましょうか。

 

 

 

もちろん今でもそこいらじゅうが酷いありさま…とは言わないものの、

そこかしこで見かけたブルーシートは、その家の持ち主ひとりひとりによって

少しも台風惨禍は終わっていないことを物語っているのでありますよ。

 

と、そんなふうに感じる意識があるのであれば、

かの台風で被害を受けた千葉県ばかりが大変な思いをしているわけではないはずで、

他の地域に対する思いはどうなっておるのであるか?!と問われることにもなろうかと。

 

ですが、結局のところ個々人レベルではできることも限られているわけで、

すべてに対応できないし…ということでもって何もしないよりは

手を差し伸べやすい地域であったり、方法であったり、

何かしらのやり方で対応したらよいのではなかろうかと思うのでありますよ。

すべてを一身に引き受けようとしても無理がありましょうから。

 

聞きようによっては言い訳以外の何ものでもない…ともなるところながら、

「それを言っちゃあおしまいよ」と寅さんも言っているではありませんか(?)。

 

とまれ、少々エラそうな物言いになってしまいましたですが、

いささかなりともそのような意識をも持ちつつも、

旅としては旅そのものを満喫するといいいますか、そうしたふうでないと長続きしない。

まあ、その点では割り切りも必要ですよね。

 

ですので、思惑は思惑として胸に秘めつつ房総を巡ってきた中で見聞きしたあれやこれや、

また少しずつ書いていこうと考えておる次第でありますよ。