とにもかくにも富士 を愛でつつ関空へと到着したわけですが、

以前、台風のあおりで被害を受けた連絡橋をJR阪和線に直通する列車で渡り、

最初の目的地を目指したのでありますよ。

 

そして、下車駅に列車が滑り込む直前に見えたお店の幟旗。

折しも昼食どきであったからには、ここに決め!といった具合でありました。

ダムカレー は聞いたことがありますが、古墳カレーとは…。

 

古墳カレーの店

メニューはカレー一本、というよりも古墳カレーのバリエーションばかり数種類とは。

写真付きのメニューだったものですから、いちばん見た目が古墳に近いと思われる一品を

注文したのでありますよ。題して「古墳の森カレー」です。

 

古墳の森カレー

このごはんにかぶさるブロッコリーの山がなんともそれらしくありましょう。

で、上の方にちらと見えておりますスプーン、これがなんとまあスコップ型をしているとは、

あたかも遺跡発掘に臨むような気分で食することになるわけですなあ。凝っている!


ちなみにおばちゃんひとりですべてを切り盛りしているそうでして、

世界遺産の古墳が続いていささかくたびれ気味であるとか。


「古墳型のお皿だって、特注品なのでしょう?」と尋ねてみれば、

これが皿までが、おばちゃんお手製のやきものであるとは念の入ったものでありますよねえ。


増え続けるバリエーション

そんなアイディアにあふれるおばちゃんだけに、古墳カレーのバリエーションはどんどん増えてきているようす。家族も面白がって、スパゲティではどう?と言い出すと、おばちゃんは早速にメニューに取り入れて…という具合らしいのでありますよ。


で、「これになんか書いといて」と渡されたノートには、

観光地にある喫茶店などで見かけますけれど、利用客のコメントが満載。

これを眺めるのもまたおばちゃんの楽しみと聞けば、一筆啓上仕ろうかと。


ですので、お店のノートをご覧になりますと

貴重な…でなくて稀少な「Josh」とサインの入ったコメントが載っておりますよ(笑)。


と、ここまで来て阪和線の下車駅を記しておらないことに気が付きました。

すでに「ああ、あそこね」と思っておられる方も多かろうと思いますけれど、

JR関空快速を途中で普通に乗り換えてたどり着いたのは百舌鳥駅。

先頃、世界遺産登録された「百舌鳥・古市古墳群」のうち、

百舌鳥古墳群のある中心地、中でもいちばん大きな大仙古墳の最寄駅でして。


そんなわけで、大阪の歴史を巡るのは古墳時代からというになるのでありますよ。