さて、二泊三日の小さな大旅行から帰ってまりました。
いやあ、歩いた、歩いた(部分的にはレンタサイクルも利用しましたけれど)。
我ながら「自分らしい旅」ではなかったかと思っているのでありますよ。
と、うっかりしてましたが(というより、もったいぶっていたのかもですが)、
行先を記しておりませなんだ。こたび訪ね周ったのは三重県だったのですなあ。
三重県と言って、一般に思い浮かべるところは伊勢神宮ということになりましょうかね。
ですが、それは今回は脇役も脇役というところ…とは不遜にも、ですが。
訪ねるにあたってのキーワードをちょいと並べてみますれば、
大黒屋光太夫、松浦武四郎、斎王、そして伊勢商人という具合でございます。
相当にバラバラ感がありますけれど、
訪ね歩くうちには歴史の中での土地に絡んだつながりとでも申しますか、
そうしたことに思いも馳せることができたわけでして、情報というだけであれば
今やあれこれ簡単に手に入る時代ながら、「そこに行く」ということならではの
体感、気付き、経験があるものだなと今さらながら。
とまれ、伊勢路をたどって見たこと、聞いたこと、考えたこと、
そんな諸々をこの後に書き残してまいろうと思う次第です。
東京から名古屋まではのぞみですい~っと。
近鉄名古屋駅から松阪行きの急行に乗ったところに伊勢路の旅の記憶を巻き戻して、
さてと、話を始めることにいたします。(と言いつつ、つづく)