アムステルダムに滞在して、前日にはちょいとザーンセスカンス に出かけましたですが、
続いては快速列車のインターシティーでもちょっと先のアルクマールへと向かうことに。



そうは言っても乗車時間は40分ほど。
大して離れたわけではないながら、アルクマール駅から旧市街へと歩き出しますと、
アムステルダムの喧騒とは打って変わって落ち着いた町の姿が見えますなあ。



やがて道幅が狭まって旧市街に入ったなと思いますと、
しばらくして周りに比べて大きな建物に出くわすのでして、市庁舎であるそうな。


アルクマール市庁舎

ある程度の規模の市庁舎が古くからあるということは、
それだけ町自体が昔から賑わっていたということなわけでして、
アムステルダムからもハールレムからも30Kmほどの距離にあって、
アルクマールは交易地として栄えたということなのですね。


そして、ほどなく市庁舎よりも高さがあって立派な建物が見えてきますと、
およそ人影まばらであったように見えた町は観光客でごった返している姿に
変貌を遂げるのでありますよ。


アルクマールの計量所

この大層な建物はなんと!チーズの計量所であるそうなのですなあ。
そして、観光客がごった返す訳は計量所前の広場でチーズ市が開かれているからなのでして。


ずらりと並ぶチーズ

アルクマールは名産地というわけではないようですけれど、

何しろ交易拠点ですから集まるチーズも多く、1365年からチーズ売買が行われていたとか。
当然に市もかなり大きなものとなったところでありましょう。


運河でチーズが運ばれてくる

このように運河を伝って運ばれてくるチーズもあるようですけれど、
まずはそれを計量所前の広場にずらりと並べていくようで。


チーズが広場に並べられる

一見したところではどのチーズもすっかり同じ形に整えられておりますけれど、
そこはそれ、かつては酪農農家の家族が手作りで作っていたわけですから

重さにはムラもあろうかと。


そこで見た目に関わらず実際に一定量で作られているか、

計量するのが計量所の役割でありましょうかね。




独特の形をした台に乗せ、計量所内の秤のところまで運んで行っては

重さを計測するということの繰り返し。結構な重労働のようです。


というところでり敢えず計量所の中も覗いてみるといたすわけですが、

ちと長くなってますので、次の機会にお話するということに。