さて、温泉につかりにと言いつつ「どこへ」ということは申しておりませなんだ。
出かけた先は埼玉県の秩父でして、メープルシロップのエコ・ツアー に参加して以来ですので、
2年半ぶりくらいということになりましょうかね。
ところで、往復のそこここで西武線に乗車したのですけれど、
帰りの所沢駅で乗り換えた西武新宿線はこのような車体だったのでありますよ。
ラッピングバスほどではないにせよ、ときたま出くわすことのあるラッピング電車。
それにしても手が込んでおるなと思いましたのは、車体の外面だけでなく車内にまで
キャラクターが出没していたことでありましょうか。
しかしまあ、なんともゆる~いキャラクターではありませんか。
世にいわゆる「ゆるキャラ」という言葉があり、地域地域のご当地キャラを
総じて「ゆるキャラ」と言ったりしますけれど、中にはどうも「ゆるそうでない」というものも
ないではないような。
そんな状況にあって、こいつは相当にゆるいやつではないかと思ったわけですが、
かようなことを言い出しますのは「このゆるいやつは何者であるか…」と
このキャラクターを知らないからこそでありまして。
西武なだけに埼玉のどこかに卵の名産地でもあって、
そこらへんのご当地キャラかなどと推測するも、どうやらそうではないようす。
車体にあります「スマイルトレイン」とは西武鉄道の30000系車両のことだそうで。
ユニバーサルデザインに配慮した作りから通称「スマイルトレイン」というらしい。
この車両にオリジナルデザインとして「卵」型をした吊り輪が採用されている…と、
そのあたりからのつながりで卵のキャラクターとのジョイントとなったのでありましょう。
そしてそして、その卵のキャラクターですが「gudetama 5th」とあるところからして
「ああ、『ぐでたま』というのであったかと初めて知ったような次第。
ですが驚いたのは(とさほどびっくりはしてないんですが)この「ぐでたま」なるキャラが
世に出回って5周年、5年も経っているものであろうとは。
たぶんお読みになっておられる誰しもが「ぐでたま」なるものをご存知かと想像しますが、
誕生5周年がこんな形で電車のラッピングとして使われるほどに知られた存在であったのかと
初めて目にしたものとしては驚きを禁じ得ない(とまた大げさですが)だったのでありますよ。
所謂「流行りもの」へのアンテナはちいとも働かせていないものですから、
こうした出会いがしらのびっくりはわりとあったりするところで、
そうした際には「なぜこれが(流行っているのか)?」ということもしばし。
ですが、今回遭遇した「ぐでたま」はなんかいいところを突いているなあと
いささか関心したりもしたものですから、ついついもの知らずであることの恥を承知で
ちと記録しておこうと思ったものでありますよ。