さて、アムステルダムにあってミュージアム広場 のあたりを巡った翌日は、
少しばかりの遠出でありました。

といっても、片道の移動時間はせいぜい40分くらいなものですけれど。


まずはアムステルダム中央駅へ向かうためにトラムに乗り込みますが、
いつもなかなか慣れないことながら、行先の方面を間違えないようにしませんと。
交通の方向が日本とは逆ですのでね。

アムステルダムのトラム


ですので、この12番のトラムは発車してしまったところではなくして、
到着するところ。中央駅行きのこれに乗り込みます。


とりあえず「I amsterdam city card」 は公共交通機関利用も含んでますので、
乗降口の近くにあるカードリーダーにかざして「ぴっ!」とすれば乗車OK。
仮に車掌が回ってきても無賃乗車を疑われることもないのですな。


まあ、何度か乗ったうちで車掌が回ってきたことは一度もありませんでしたけれど、
そうそう思い出したことには、先頭に運転手が座っているのは言うまでもないとして、
2両連接の後部車両に車掌席があるのですよね。


それも最後尾の扉の中で乗客から見えないてな形でなく、
あたかも車内販売の売店でもあるかのような見た目で。

とはいえ、もちろんトラムの車内で飲食物を売っているわけではなくして、
乗車券販売のためにいるのでしょうけれど。


それからもうひとつ、乗車時に「ぴっ!」とすることはともかくも
下車時にも「ぴっ!」とやらなくてはならないので、忘れてはいけませんですね。

これはなんだか面倒な気がしないでもないところながら、日本で電車に乗る場合に
改札口の出入り両方で「ぴっ!」とやるのと同じと言えば同じ。


もそっと考えてみますと、アムステルダムの公共交通機関の切符は1回券が
イコール1時間券(時間内ならば何度乗り換えしてもいい)ですので、
降りる時に使用開始の「ぴっ!」から1時間が経過していないかを


確認する必要が確認する必要があるのでしょう。
1日券や2日券を使っている場合も同様ですね。



ところで、アムステルダム市内のとある橋のたもとで
欄干代わりといいますか、このようなオブジェを見かけたのでして。
これによればオランダを蒸気機関車が走ったのが1832年で、
路面電車は1908年、電車は1934年に走ったことを表しているような。


ですが、後から調べてみますれば、どうやらアムステルダム市電は
1900年に開業したようであるのですね。
では1908年に何かがあったのかはちと調べかね…。


ちなみに東京で馬車鉄道から切り替えられて市電が走ったのは1903年だそうですから、
アムステルダムの市電化とそうそう変わらない時期だったようで。


それが東京では1972年までに荒川線を除いて廃止され、アムステルダムでは健在。

まあ、それもそのはずで旧市街などはスリムなトラムの車体でもすれ違いができずに
ひとつの線路を上り下りが交互に通り抜けるなんつう区間もあるのですから、
バスの行き来などできませんものね。


とまれ、かようなアムステルダムのトラムに乗って狭い旧市街を擦り抜け、
中央駅へと向かったのでありました。