さて昼飯をどうしましょうかねというときに、
同行者と意見の一致を見たのは「昼からあんまりがっつりは…」ということ。
運河クルーズ
の下船場所に近いライチェ広場の裏通りには飲食店が軒を連ねています。
ちなみに「Leidseplein」は一般にライツェ広場を表記されているようですけれど、
音的にはライチェ(聞きようによってはレイチェ)の方が近いような。
いずれにしても大学のある町ライデンへの出発点になる広場みたいな意味合いのようです。
と、あたりに飲食店は軒を連ねておるわけながら、どれを見ても肉、肉、肉…。
店を垣間見るにどの人みてもたっぷりがっつり肉を食ってますなあ。
まあ、体格見合いといいましょうかね。
そんな中でふと行き当たった店に「まあ、ここなら」と入り込んだのが
「Pancake」と看板のあるお店なのでありました。
オランダではパンケーキが伝統食でもあるらしいですなあ。
現地語的には「pannekoek」(カタカナ表記では一般にパンネクック)で、
普通にパンケーキと聞いたときの印象とは同じでないと思った方がいいでしょうなあ。
もっとも「パンケーキ」と聞いて「ホットケーキの薄いやつ?」くらいのイメージしかないので、
適切な説明になっているかは不明ですが(笑)。
そして、その手のパンケーキは(ホットケーキにはおよそ甘いシロップをかけて食すように)
甘いもの系のトッピングが載っているものと思ってしまうところが、オランダでは何でもあり。
早い話が、日本で実にさまざまなものをご飯のおかずにして食するように、
さまざまなおかずにあたるトッピングをうす焼きホットケーキに載せてしまうようです。
で、オーダーしたものが出てきてみればまるでピザのような?!って、
トッピング具材が「tomaat en kaas」(トマトとチーズ)のマルゲリータ風なんつうのを
頼むからなおさらなんですけどね。
これを店長さん?(小さな店でしたのでね)が持ってきてくれたときに
皿が大きいものですから、手を添えて受け取ろうと手を出したところ、
「HOT!HOT!!」と叱られてしまいました。
実際に素手で触ったら大やけどというぐらいに熱い皿で提供されたのでありますよ。
そんなアツアツのパンケーキを食した印象はといえば、
見た目があまりにピザっぽい分、この具材なれば単純にピザの方がおいしいかなと。
ホットケーキよりは薄焼きながらもちもちっとした食感が「見た目ピザ」と頭の中で
しっくりこなかっただけかもしれませんですが。
とまあ、これを同行者とシェアして食すにあたり、何かもうひと品と
サイド的にオーダーしたのが(どこでも食べられるものながら)フィッシュアンドチップス。
ですが、印象はちと違いますね。
フィッシュアンドチップスと言って、肝心なフィッシュが奥の方に写っていますけれど、
何だか小ぶりなポテトフライがごろごろと載っているふうではありませんか。
サイコロ・ステーキならぬサイコロ・フィッシュアンドチップスとでも申しましょうかね。
別のところで見かけたフィッシュアンドチップスも同様に小さなフライがころころと…
という印象でしたので、オランダのフィッシュアンドチップスはこういうものなのでしょうかね。
と、ほどほどにおなかを満たした後はミュージアム広場 へと戻ってまいる運びでございます。