岡山から松江へ出かけた出張で仕事以外の時間を最大活用した結果、

あたかも観光で出かけたかのようにあれこれ訪ね歩いたところ書いてきましたですが、

それもようやっとおしまいになります。


時間をぎりぎりまで使っていたのであたふたと松江駅前のバスターミナルに出向き、

空港行きのバスを待っていますと、まずやって来たのが出雲縁結び空港行き。

不動産広告で「2駅利用可」なんつうのはよく見かけますが、松江は「2空港利用可」なのですな。

今回の帰路は出雲縁結び空港利用でなくして(いつか出雲大社に詣でるときに利用しようと)、

米子鬼太郎空港を使ったのでありました。


米子鬼太郎空港


山陰地方からのフライトは10年以上も前に鳥取空港から羽田行きに乗りましたが、

その飛行経路には馴染みがないものですから、今回も飛行機の窓から見下ろして

いったいどの辺であるかがなかなかに分からないのですなあ。



ただ飛んでほどなく見えてきたところに「これは!?」とは思いましたですよ。

下の写真で左端の方に海岸線あたり白くなっているところがありましょう。



拡大してみればなおのこと「そうかも」と思うところですが、鳥取砂丘ではありますまいか。

空から見下ろす形ですと、思いのほか小さいというか、狭いというか。

本当のところは実際に足を踏み入れてみませんと分かりませんけれど。


鳥取砂丘


この先、鳥取砂丘以外で「ああ、あれは?!」と思ったランドマークを拾ってみますと、

このような(確たる証拠はありませんで、たぶんというだけですが)。


たぶん天橋立

たぶん白山

上の写真はかなり遠くを写していますけれど、たぶん天橋立だろうなあと。

下はおそらく白山ではないですかね。これからしばらく残雪を頂いた峰々が続くようになって

そちらが北アルプスであったでしょうから。


そんな険しい山肌を眺め降ろしつつ山座同定を試みるも

雲に阻まれることも多く、また飛行経路がピンと来ていないことから

「わからんなあ」と思っておりますと、この景色が。


富士山遠望

太平洋側の移動で富士山を見かけることはままあれど、

この方向から富士山を遠望することはありませなんだ。

ちょうど真ん中辺のくぼみが水面のように見えますけれど、諏訪湖でありましょうね。


で、この後はいかなるルートで羽田にアプローチするのかと思うも、

また雲にさえぎられて一旦は位置不明に。そして、次に開けたときにはこうなりました。


関東平野と筑波山


すっかり山がちなところは通り過ぎ、見渡す限りの平らな地平。

いよいよ関東平野に出たわけですな。もちろん手前右寄りの双耳峰は筑波山でしょう。

考えてみると、なんだかずいぶんと大回りして羽田を目指すものなのですなあ。



そして、薄暮のぼんやりした中で思いがけずも富士山とスカイツリーのツーショット。

ああ、帰ってきたなあということで、長らく掛った岡山、松江の土産話のご披露は

おひらきでございます。