7月5日は「ビキニの日」らしいですなあ。
1946年のこの日に、今でも「ビキニ」で通用する水着を発表したからなんだそうですが、
かねがね「なんだってこの名前?」と思っていましたので、当該日にあたりちと検索。
なんでも水着発表の4日前にビキニ環礁で核実験があり、
その衝撃を「衝撃的な水着」というところにひっかけて命名されたとかいうことです。
う~む、水爆級の衝撃てなたとえ方もあるにせよ、あんまり褒められた使い方ではないような。
とまれ、7月5日は「穴子の日」でもあるらしい。
ビキニの日ほどにオフィシャル?ではないようですが、
「あ」はともかく「な(7)」と「ご(5)」というわけで。
穴子といいますと、パックになったスーパーのお寿司などでは
あまり楽しみでもなくどうでもいい食材に思えてしまうのですが(個人的趣味嗜好です)、
そうとばかり思っていては可愛そうだなとも。
で、今まででいちばん「旨かったぁ!」と思った穴子を思い出してみれば
広島の宮島口で駅弁として売っている「あなごめし」だったですかね。
これは旨かったなあ。穴子を見直した…と言っては、失礼の上塗りですが(笑)。
「名物にうまいものなし」とも言われる中、
「ほんとうに有名なだけで特にうまくもない」というものもあれば、
「なるほど名物だけのことはある」といううまさのものもある…ということで、
ちと岡山で食したものなどに触れておこうかと思うわけです。
岡山の名物は?と考えて、桃ときびだんこしか浮かばないのは
桃太郎の影響なのか、B&Bの刷り込みなのか…ですけれど、
ともかく予備知識が無かったところで、まずはこのような。
見たところ単なる天ざるでないのと思っても無理ないところですが、
注目は左手にある「ままかり」でして、炙り押し寿司になっておりますよ。
ご飯(まま)を借りに行ってまでもこれをおかずにもっと食べたい、
てなふうに言われる「ままかり」は岡山名物なのだそうで。
ごくごく一般的には「ままかり」と言えば酢漬けの状態が思い浮かぶところながら、
こうした食べ方もあるというのがご当地ならではということでありましょうか。
その後の食事でもあわよくば「ご当地もの」に触れてみて…なんつうふうにも思いましたので、
かようなひと品もいささか興味はあったのですが…。
岡山名物ドミかつ丼とやら。
名古屋に味噌カツがあるように、岡山にはドミかつがあるということらしい。
もちろんドミグラスソースをかけたかつ丼なわけですね。
しかし、梅雨前線がどっかと居すわった低気「圧」にぐたり気味であったため、
かようながっつり系には食指が動かずじまい。魚に走ってしまいました。
それもカツオであるとは瀬戸内ものでもないわけですが、
昨年の同じ出張で高知に出かけたおりのカツオの味が忘られず、
まあ旬のものでもありますのでね。
全くご当地ものではありませんのでわざわざ写真を載せるまでもないのですけれど、
まあ取り敢えず。で、食事代わりのご当地ものとしてビールをとりましたですよ。
「独歩」という岡山の地ビールでして、
独歩と聞けば国木田かと思い、国木田独歩は岡山ゆかりの人物であるか?と。
実際のところ、このブランド名は国木田独歩とは関わりないようで、
日本の極小ブルワリーの草分けとして独立独歩で歩んで行こうてな心意気を
表しているようでありますよ。
と、何とか岡山ご当地ものに戻ってきて、おあとがよろしいようで。
ビキニとも穴子とも関係なくなってしまいましたですが(笑)。



