以前にもひとくさり語ったことがあろうかと思う話題になりますが、とりあえず。

「地球バス紀行」という紀行番組でチェコの国内を巡るバス旅を取り上げたときのこと。

雰囲気でやおら途中下車し、パルドゥビツェという町で途中下車するのですね。


まあ、制作のことを考えたら本当に思いつきで途中下車したとも思われないわけですが、

番組の中では至って自然に途中下車したふうで、この町に見どころがあるのかどうかも分からずに

降りてしまったことになっているのでありますよ。


ですが、よくしたものでバスの中で声を掛けたご婦人が町を案内してくれることになり、

そのご婦人の曰く「こんな小さな町に目を向けてくれてありがとう」てなことを言うのですよ。

いやあ、地元愛に溢れたご婦人なのですなあ。


と、ここでさほどに感心するのは必ずしも当たらないわけでして、

この「地球バス紀行」にしても、「世界ふれあい街歩き」でも「ゆらり散歩世界の街角」でも

およそ世界のどこの小さな町にいっても、その町の人は自分の町が大好きで、

あれこれ町自慢を始めるととどまるところをしらないようす。


こういう姿って、あまり日本では見かけないのではないでしょうか。

それとも、個人的に見聞きしていないだけのことなのでしょうかね。


自分自身のことではどうかといえば、

生まれてから今まで都内を転々としていますので、

あまりここが自分の領域という意識がありませんし、

中にははっきり言ってしまうと嫌いなエリアもありますから、

とても「ようこそ」と思えるようなことはない。


昨日書いた親子の語らいの点で日本とアメリカとの違いがあるように思えたことと、

地元愛的な意識の点で日本と他の国との違いがあるように思えること、

なにやらつながり無しとは言えないような気がするのですが、

いかがでありましょうかねえ…。